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海外サッカー

「南野拓実を使うべきだった」が共通見解。2分1敗の3試合をリバプール現地紙が検証。FA杯は出場濃厚とも

THE DIGEST編集部

2021.01.07

リバプール専門メディアの『REDS LIVE』は、南野のパフォーマンスを好意的に評価した。(C)Getty Images

リバプール専門メディアの『REDS LIVE』は、南野のパフォーマンスを好意的に評価した。(C)Getty Images

 プレミアリーグ第14節のクリスタル・パレス戦で、歴史的大勝の口火を切る先制ゴールを冷静な判断と巧みなボール捌きで挙げ、さらにその後も好パフォーマンスを維持したリバプールの南野拓実。その評価は現地でも、うなぎ昇りとなっている。

 リバプール専門メディアの『REDS LIVE』は、今季ここまでの同チームのFW陣を採点(10点満点)と寸評で評価。南野は6人中5番目の「5」点だったが、「チームに溶け込むのに苦労したが、クリスタル・パレス戦の先制ゴールは彼のハイライトシーンに。その他のパフォーマンスもより良く見えた」と好意的に綴っている。

 しかしそれからの3試合、リバプールは過密日程にもかかわらず、ユルゲン・クロップ監督はモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの「フロントスリー」で3トップを固定。南野はベンチを温め続け、最後まで指揮官から声をかけられることはなかった。
 
 2分1敗、得点もわずか1という拙攻に終わった3試合で、今最も勢いがあると言える南野に出番が訪れなかったことには、ファンも疑問や不満を隠せず、多くの投稿がSNSに寄せられ、さらにそれを幾つかの現地メディアが紹介。ファン、メディアともに、南野を使うべきだったということで、意見は共通している。

 地元紙『Liverpool Echo』は、指揮官の判断について「理由は推測するしかない」としながらも、「クロップ監督のことだから、南野をベンチに置き続けたことには正当な理由があるのだろう」と記すにとどめ、フロントスリーが重用されたこと、中盤にはチアゴ・アルカンタラ、アレックス・チェンバレンの復帰で“空き”がなかったことを紹介している。

 一方で同メディアは、南野がどの試合でも重要な役割を担う可能性があったとも主張。交代出場していれば、攻撃に活気をもたらし、疲れた相手守備陣に脅威をもたらしたかもしれないと綴っているが、その理由として南野がドリブルで仕掛ける頻度がチームの中では非常に高く、その成功率がリーグ3番目であることを挙げる。
 

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