リバプールは１月28日（現地時間）、プレミアリーグ第20節でトッテナムと対戦する。

　勝点１差の５位と６位のチーム同士の対決は、上位のリバプールにとって、すでに勝点７差まで広げられた首位（マンチェスター・シティ）を追撃する意味でも、絶対に落とせないものとなる。

　公式戦で２連敗、リーグ戦では５戦未勝利（３分け２敗）と深刻な不調に陥っている王者チームが、浮上のきっかけを見出したいこのアウェーゲームにどのような布陣で臨むのかが気になるところだ。とりわけ、リーグ戦では直近の５戦でわずか２ゴールにとどまるなど、機能していない攻撃陣を、ユルゲン・クロップ監督がどう組み合わせてくるのかが、人々の興味の焦点ともなっている。

　過去２戦でMFのアレックス・チェンバレンやカーティス・ジョーンズを前線に置くという奇策を採ったドイツ人指揮官だが、多くの現地メディアがこのトッテナム戦では、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの「フロントスリー」を起用してくれるだろうと予想している。
  　そして、14節クリスタル・パレス戦で好パフォーマンスを見せて以降、リーグ戦では18節バーンリー戦で終盤に６分間のみプレーした以外はクロップ監督から声をかけられないでいる南野拓実は、今回もベンチで試合開始を迎えるのが濃厚である。

　高評価を受けた後の“冷遇”はメディアやファンの疑問や不満を喚起し、南野の出場を待望する声が高まっているが、一方で複数のOB選手から「働きや力が不足している」と批判されたり、著名な記者から「練習でもっとアピールする必要がある」といった指摘を受けた他、ファンからも「使わないなら売却するべき」と不要論まで浮上するなど、不安定な立場に立たされている。

　そんな中、英国スポーツ専門メディア『GIVE ME SPORT』は、リバプールの現所属メンバーを評価するとともに、未来を見据えて各選手を「売却すべきか・レンタルすべきか・残留させるべきか」を独自に判断している。