ヘタフェは1月31日、ラ・リーガ第21節でアラベスを本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスに迎える。
降格圏(18位)にいるチームとの対戦となるが、勝点差はわずか5であり、現在の14位から欧州カップ圏内(5位以上)への飛躍を狙う「アスロネス」にとっては、落とすことができないものであり、ホセ・ボルダラス監督も前日会見でこの一戦を「決勝戦」と表現している。
前節、順位で1つ下だった(当時)アスレティック・ビルバオに1-5の大敗を喫し、守備の脆弱さを露呈したヘタフェ。指揮官もこれを意識する発言をしており、攻撃だけでなく、いかにアラベスを封じ込められるかにも注目が集まる。
今冬のレンタル"編入"移籍で、堅守と堅実さで鳴らすチームに大きな変化をもたらした久保建英も、前節では自身が空けたスペースを利用されることもあり、課題を残した。19節ウエスカ戦では現地メディアから守備面の向上を評価された彼が、この1週間でどれほどの改善ぶりを見せられるだろうか。
スポーツ紙『MARCA』は、久保加入以降に採用された4-2-3-1ではなく、ボルダラス・サッカーの代名詞でもあった4-4-2での2列目右サイドで久保の先発出場を予想。ちなみに、彼の前所属チームであるビジャレアルからレンタルで加入したモロッコ人DFソフィアン・チャクラもさっそく、ベンチ入りすると同メディアは見ている。
先日、昨季までビジャレアルの監督を務めたハビエル・カジェハがラジオ局『ONDA CERO』のインタビューの中で、同クラブでの久保について「才能があり、1対1に優れているなど、久保は私が好きなタイプの選手だが、それら能力をピッチ上で見せ、チームにどれだけ適応できるかを示さなければならない」と語ったが、ヘタフェではボルダラス監督の攻守における要求を満たして、主力の座を守り続けることが求められる。
ヘタフェとの契約は今季いっぱいで、所有元であるレアル・マドリーのEU圏外枠などの状況さえ整えば、来季には早くもマドリー復帰となる可能性もあるといわれているが、選手への注文が多いこのクラブで戦力として認められるには、チームプレーヤーとしての成長が必須である。
奇しくも英国メディア『90min』は、「レアル・マドリーの歴史における移籍金なしでの選手補強ベスト5」という企画で久保を選出。フェルナンド・モリエンテス、ルイス・ミジャ、ギュンター・ネッツァー、ジュリオ・セーザルといったレジェンドたちとともに取り上げられた19歳の日本人には、「マドリーで良い時を過ごせる条件を備えている」との寸評が綴られている。
現在、多くの有能な若手選手がマドリーでは苦戦しているが、久保が彼らとの違いを見せ、「白い巨人」の世代交代の旗頭となるためにも、このヘタフェでのキャリアは、彼にとって非常に重要なものとなるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】久保のインターセプトから生まれたヘタフェの衝撃18秒弾!
降格圏(18位)にいるチームとの対戦となるが、勝点差はわずか5であり、現在の14位から欧州カップ圏内(5位以上)への飛躍を狙う「アスロネス」にとっては、落とすことができないものであり、ホセ・ボルダラス監督も前日会見でこの一戦を「決勝戦」と表現している。
前節、順位で1つ下だった(当時)アスレティック・ビルバオに1-5の大敗を喫し、守備の脆弱さを露呈したヘタフェ。指揮官もこれを意識する発言をしており、攻撃だけでなく、いかにアラベスを封じ込められるかにも注目が集まる。
今冬のレンタル"編入"移籍で、堅守と堅実さで鳴らすチームに大きな変化をもたらした久保建英も、前節では自身が空けたスペースを利用されることもあり、課題を残した。19節ウエスカ戦では現地メディアから守備面の向上を評価された彼が、この1週間でどれほどの改善ぶりを見せられるだろうか。
スポーツ紙『MARCA』は、久保加入以降に採用された4-2-3-1ではなく、ボルダラス・サッカーの代名詞でもあった4-4-2での2列目右サイドで久保の先発出場を予想。ちなみに、彼の前所属チームであるビジャレアルからレンタルで加入したモロッコ人DFソフィアン・チャクラもさっそく、ベンチ入りすると同メディアは見ている。
先日、昨季までビジャレアルの監督を務めたハビエル・カジェハがラジオ局『ONDA CERO』のインタビューの中で、同クラブでの久保について「才能があり、1対1に優れているなど、久保は私が好きなタイプの選手だが、それら能力をピッチ上で見せ、チームにどれだけ適応できるかを示さなければならない」と語ったが、ヘタフェではボルダラス監督の攻守における要求を満たして、主力の座を守り続けることが求められる。
ヘタフェとの契約は今季いっぱいで、所有元であるレアル・マドリーのEU圏外枠などの状況さえ整えば、来季には早くもマドリー復帰となる可能性もあるといわれているが、選手への注文が多いこのクラブで戦力として認められるには、チームプレーヤーとしての成長が必須である。
奇しくも英国メディア『90min』は、「レアル・マドリーの歴史における移籍金なしでの選手補強ベスト5」という企画で久保を選出。フェルナンド・モリエンテス、ルイス・ミジャ、ギュンター・ネッツァー、ジュリオ・セーザルといったレジェンドたちとともに取り上げられた19歳の日本人には、「マドリーで良い時を過ごせる条件を備えている」との寸評が綴られている。
現在、多くの有能な若手選手がマドリーでは苦戦しているが、久保が彼らとの違いを見せ、「白い巨人」の世代交代の旗頭となるためにも、このヘタフェでのキャリアは、彼にとって非常に重要なものとなるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】久保のインターセプトから生まれたヘタフェの衝撃18秒弾!