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海外サッカー

「理想的な10番ポジションの選択肢」南野拓実のサウサンプトン加入を専門メディアが評価!指揮官も「適切なタイプ」と期待

THE DIGEST編集部

2021.02.02

リバプールの専門メディアは、「そのパフォーマンスで人々の関心を集める可能性は高い」と南野の移籍を好意的に捉えた。(C)Getty Images

リバプールの専門メディアは、「そのパフォーマンスで人々の関心を集める可能性は高い」と南野の移籍を好意的に捉えた。(C)Getty Images

 イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンは2月1日(現地時間)、リバプールから南野拓実をレンタルで獲得したことを発表した。契約期間は今季いっぱいで、買い取りオプションはなしということが明らかにされている。

 冬の移籍市場最終日での、急転直下の交渉成立に、攻撃面の強化を願っていた“セインツ“のラルフ・ハーゼンヒュットル監督は「我々のチームにタクミを迎えられることを大変嬉しく思う」とのコメントを残すとともに、南野への期待も語っている。

「彼は良い攻撃のオプションを我々に提供してくれるだろう。そして重要なのは、彼が我々にとって適切なタイプの選手だということだ。重要な時に、チームに深みを与えてくれる彼と、ピッチ上で仕事ができるのが楽しみでしょうがない」
 
 昨季途中まで吉田麻也が所属していたということで、日本にとっても馴染のあるサウサンプトンは現在、プレミアリーグで11位につけており、17節のリバプール戦で猛攻を耐え忍んでジャイアントキリングを達成し、オーストリア人指揮官が男泣きした場面は記憶に新しい。

 今冬はアーセナルのエインシュリー・メイトランド=ナイルズらサイドアタッカーをトップターゲットとしてきたがことごとく失敗し、移籍市場最終日で南野を獲得した。これについて、サウサンプトンの専門メディア『SAINTS MARCHING』は「セインツとうまく適合するだろう」とポジティブに捉えている。

「ハーゼンヒュットル監督が採用する4-2-2-2のプレッシングサッカーは、南野がレッドブル・ザルツブルク時代にマルコ・ローゼ監督やジェシー・マーシュ監督の下で経験しており、199試合で64得点44アシストと、ここでの貢献は素晴らしかった。セインツでも、10番ポジションでの理想的な選択肢となるだろう」

 一方、南野を送り出したリバプール。クラブはSNSで「All the best(幸運を祈る、などの意)」とエールを送っているが、専門メディアの『THIS IS ANFIELD』は14節クリスタル・パレス戦での好パフォーマンスなどの例を挙げ、「攻撃のオプションが減ってしまう」ことを残念がっている。
 

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