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海外サッカー

「特別なクオリティーを備えている」評価を上げる香川真司、現地メディアは3選手での定位置争いを予想

THE DIGEST編集部

2021.02.16

PASヤニナ戦で4試合連続の途中出場を果たした香川。8分間プレーし、トップ下に入ってチームをコントロールし写真:ZUMA Pressアフロ

PASヤニナ戦で4試合連続の途中出場を果たした香川。8分間プレーし、トップ下に入ってチームをコントロールし写真:ZUMA Pressアフロ

 2月15日(現地時間)、ギリシャ・スーパーリーグ第22節が行なわれ、PAOKは2-0でPASヤニナを下し、順位は4位と変わらないものの、勝点(43)では2位アリス・テッサロニキ、3位AEKアテネに並んだ。

 下位チームとのアウェーマッチで序盤から主導権を握ったPAOKは、ヴィエイリーニャのPK失敗もあって前半はゴールを奪えなかったものの、56分にアンドリヤ・ジブコビッチが先制ゴールを決めると、その6分後にはシュテファン・シュワブがPKで追加点を挙げた。

 パブロ・ガルシア監督が「こういう試合が見たかった」と語ったほどに攻守で危なげないプレーを披露してリーグでは2試合ぶりに勝点3を得たこの一戦、香川真司は終盤の82分にクリストス・ツォリスと代わって登場した。

 デビュー戦となったAELラリッサ戦から4戦続けての交代出場となったが、わずか8分間の中でトップ下に入ってチームをコントロールした31歳の日本人は、勝利の瞬間を雪が舞うピッチ上で迎えた。
 
 無理な仕掛けはせず、フォアチェックなどで安全に試合を終わらせる役割を完遂した香川について、PAOKの専門メディア『inPAOK』は「ツォリスからパッサーの役割を引き継いだ香川は、2回ほど良いアクションを見せた」と評している。

 PAOKの本拠地テッサロニキのスポーツ紙『METRO SPORT』は、試合後、香川のようにプレー時間が短かった選手や出番のなかった選手が、雪の中で追加トレーニング(ランニング)を行なったと報道。「全ての監督は、選手が常に可能な限りハイレベルな状態で準備ができていることを望んでいる」「雪の悪コンディションも、PAOKのプロフェッショナリズムを邪魔することはできない」「練習をこなす選手たちに傲慢さは微塵もない」などと綴った。

 香川のコンディションについては以前、アシスタントコーチのミロスラフ・シュラウツナーが「完全ではなく、特別なプログラムの下で改善に取り組んでいる」と語っていたが、スタメン入りを果たすのはいつになるだろうか。
 

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