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「スーパースター」香川真司の謙虚な姿勢を現地メディアが称賛!対戦相手も憧憬の念、5試合すべてでユニホーム交換

THE DIGEST編集部

2021.02.25

コンディションが注目される香川。チームの特別プロジェクトの下でペースは上がってきているという。写真:ZUMA Pressアフロ

 先月末にPAOKに加入し、ここまでリーグ戦と国内カップ戦の計5試合でプレーした香川真司。いずれも後半途中からの出場だったが、クオリティーの高いプレーと経験を活かしたリーダーシップにより、現地では高評価を受けている。

 ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドというトップクラブでプレーし、日本代表として2度のワールドカップに出場してゴールも決めた実績は、2004年に代表チームが欧州大陸の頂点に立ったこともあるギリシャにおいても、一目置かれているようだ。

 同国において、香川はトップリーグを渡り歩いた「日本のスーパースター」であり、彼への憧れや尊敬が背番号22の「ユニホーム」に関する事象に表われていると、PAOKの専門メディア『inpaok.com』は伝えている。

「香川とユニホームへの畏敬」と題された記事において、まず香川のユニホームの売り上げは今なお好調であり、ピッチ上の戦力として中盤を向上させるだけでなく、マーケティングの面での向上にも彼は大きな貢献を果たしているという。

 香川に憧れるのはファンだけではない。同じピッチで戦う選手にとっても、華やかなキャリアを重ねた日本人選手は憧憬と尊敬の対象であり、これまでの5試合すべてで相手選手が試合後、香川にユニホーム交換をねだったと同メディアは指摘。続けて、「まだ90分間フルでプレーしたことがなく、PAOKのキープレーヤーにはなっていない中での、こういった状況は特筆すべきことだ」と綴った。
 
 そして、このような「スーパースター」でありながら、チームプレーヤーとして模範的に振る舞う香川の姿勢を評価したのが、PAOKの本拠地テッサロニキのスポーツ紙『METRO SPORT』だ。

 同メディアは「眩いばかりの輝きを放つ日本人選手は、PAOKのユニホームに敬意を表するとともに、非常に謙虚な姿勢で、そのクオリティーとインテリジェンスをチームと共有している」と称賛。また、「彼は自分だけが目立つことを望まず、その実績ゆえに得られるはずの特権も一切要求しない」とし、「彼は監督の指示に忠実に従ってピッチに立ち、周囲との協力の姿勢を常に心に留めている」と綴った。