専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

「1986年型の外国車が必要か!?」本田圭佑のアゼルバイジャン参戦に現地からは疑問符…2年前には18億円での売り込みも

THE DIGEST編集部

2021.03.09

本田がアゼルバイジャンのピッチに立てば、8か国目でのプレーとなる。(C)Getty Images

本田がアゼルバイジャンのピッチに立てば、8か国目でのプレーとなる。(C)Getty Images

 今年1月にブラジルのボタフォゴを退団し、翌月にはポルトガルのポルティモネンセ入りが決定して入団会見も行なわれたものの、選手登録が不可能ということが判明して破談となった本田圭佑。新たにアゼルバイジャンの強豪ネフチ・バクーが新天地候補に挙がり、3月6日には地元メディアが「合意に達した」と報じた。

「ネフチが世界的に有名な選手である元日本代表の本田を獲得。彼は契約のために、数日中にバクー入りする」と綴った『FUTBOLXEBER』は、契約期限が今季いっぱいになることも伝えている。

 同国プレミアリーグではFKカラバフと並んで最多8回の優勝を誇るネフチだが、この7シーズンはライバルの連覇を許してしまっている。首都バクーのクラブは今季、18節(全28節)終了時点で首位に立っており、同勝点のカラバフから覇権を奪おうと躍起になっている。

 そんなクラブに舞い込んだ35歳の日本人選手加入の報は、しかし幾つかのメディアからは複雑な思いをもって迎え入れられているようだ。その中のひとつである『SPORTiNFO』は、本田と自動車メーカーの「ホンダ」をかけて、この補強に疑問を呈するコラムを紹介した。
 
「旧ソ連の車を持っている者から見れば、国際的なブランドであるホンダの車は憧れだが、“1986年(本田の誕生年)”型の外国車が必要だろうか。給油やオイル交換でかえってコストが高くなりそうだ。それよりも、耐久性のある、有用な国産車を感謝しながら運転するべきだ」

 また別の記事では、アゼルバイジャンが国の富を外国人に惜しみなく与えていることに本田が目を付けたと指摘。スポンサーの石油会社によって資金的に潤っているネフチも外国人選手には寛容で、2010年にはすでにピークを過ぎた元ベルギー代表FWのエミール・ムペンザに何百万ドルも支払われたが、その当時から経営陣の顔ぶれや方針はほとんど変わっていないという。

 一方、同国の著名なコメンテーターで、プレミアリーグに参戦しているクラブ、サバーのSDも務めたことがあるエミン・アッバソフ氏が自身のSNSで本田の件に触れている。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号