ドイツで奮闘を続けるサムライ戦士が、予期せぬ騒動に巻き込まれている。
現地時間3月7日、全国紙『BILD』をはじめとするドイツの複数メディアは、2部のハノーファーに所属する日本代表DF室屋成が人種差別に巻き込まれたことを一斉に報じた。
事の発端となったのは、6日に行なわれたエルツゲビルゲ・アウエ戦(ブンデスリーガ2部の第24節)で見せた室屋のワンプレーだった。
右サイドバックで先発出場を飾った26歳の日本代表DFが試合中に決定機を逃すと、これに衛星放送『SKY』の中継で解説を務めていたヨルグ・ダールマン氏が「ハノーファーでの最初の得点になるはずだったのに……。ちなみに彼が最後にゴールを決めたのは、寿司の国でのことだ」と何気なくコメントしたのだが、この発言がSNS上で炎上したのだ。
【動画】ドイツ語も堪能! 室屋のハノーファーでの第一声はこちら
ダールマン氏の解説を日本への揶揄と捉えたファンが『SKY』のツイッターに殺到すると、他でもない本人が自身のインスタグラムで「日本を寿司の国と呼んだら、それは本当に人種差別なのか? まさか真面目に捉えていないよな?」と反論。この火に油を注ぐ投稿がさらなる騒動へと発展させた。
騒動の“火消し”に走ったハノーファーは、「ダールマンが人種差別的な態度をとっていると仮定するのはバカげた話だ」と室屋へのコメントを問題視しないことを発表。しかし、『BILD』によれば、以前にもウニオン・ベルリンに所属するドイツ人GKロリス・カリウスとそのパートナーに対する侮辱的な発言で炎上した過去があったダールマン氏は今シーズン終了後の降板が決まったという。
一連の騒動の顛末を報じたドイツ・メディア『Digital Fernsehen』は、「ダールマンは再び口を滑らせた」とレポートしている。
「長年、ハノーファーのために『SKY』と『Sport1』でコメンテーターを務めてきたダールマンだが、日本人サイドバックのセイ・ムロヤに対する不必要な発言をしてしまった。日本を『寿司の国』とした彼の表現は本人の考えに反して、多くの視聴者から『人種差別だ』と非難された」
不用意な発言で職を追われることになったダールマン氏。一部のファンからは前々から言動が問題視されていたというだけあって、彼が再び解説者として戻ってくるのは相当に難しそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間3月7日、全国紙『BILD』をはじめとするドイツの複数メディアは、2部のハノーファーに所属する日本代表DF室屋成が人種差別に巻き込まれたことを一斉に報じた。
事の発端となったのは、6日に行なわれたエルツゲビルゲ・アウエ戦(ブンデスリーガ2部の第24節)で見せた室屋のワンプレーだった。
右サイドバックで先発出場を飾った26歳の日本代表DFが試合中に決定機を逃すと、これに衛星放送『SKY』の中継で解説を務めていたヨルグ・ダールマン氏が「ハノーファーでの最初の得点になるはずだったのに……。ちなみに彼が最後にゴールを決めたのは、寿司の国でのことだ」と何気なくコメントしたのだが、この発言がSNS上で炎上したのだ。
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ダールマン氏の解説を日本への揶揄と捉えたファンが『SKY』のツイッターに殺到すると、他でもない本人が自身のインスタグラムで「日本を寿司の国と呼んだら、それは本当に人種差別なのか? まさか真面目に捉えていないよな?」と反論。この火に油を注ぐ投稿がさらなる騒動へと発展させた。
騒動の“火消し”に走ったハノーファーは、「ダールマンが人種差別的な態度をとっていると仮定するのはバカげた話だ」と室屋へのコメントを問題視しないことを発表。しかし、『BILD』によれば、以前にもウニオン・ベルリンに所属するドイツ人GKロリス・カリウスとそのパートナーに対する侮辱的な発言で炎上した過去があったダールマン氏は今シーズン終了後の降板が決まったという。
一連の騒動の顛末を報じたドイツ・メディア『Digital Fernsehen』は、「ダールマンは再び口を滑らせた」とレポートしている。
「長年、ハノーファーのために『SKY』と『Sport1』でコメンテーターを務めてきたダールマンだが、日本人サイドバックのセイ・ムロヤに対する不必要な発言をしてしまった。日本を『寿司の国』とした彼の表現は本人の考えに反して、多くの視聴者から『人種差別だ』と非難された」
不用意な発言で職を追われることになったダールマン氏。一部のファンからは前々から言動が問題視されていたというだけあって、彼が再び解説者として戻ってくるのは相当に難しそうだ。
構成●THE DIGEST編集部