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海外サッカー

「不満なら現金化すべきだ」サラーの退団報道に元リバプールのカリスマFWが持論!「かつてはクロップも…」

THE DIGEST編集部

2021.03.10

不振のリバプールにあって獅子奮迅の活躍を見せているサラー。彼が退団するとなれば、チームにとっては小さくないダメージとなるが……。 (C) Getty Images

不振のリバプールにあって獅子奮迅の活躍を見せているサラー。彼が退団するとなれば、チームにとっては小さくないダメージとなるが……。 (C) Getty Images

 不振にあえぐレッズのエースの去就が注目を集めている。

 現地時間3月7日に開催されたプレミアリーグ第27節で、アンフィールドにフルアムを迎えたリバプールは0-1の敗戦。クラブ史上で唯一の2部降格となった1953-54シーズン以来となるホーム6連敗となった。

 泥沼にはまるリバプールに対する風当たりが強まるなかで、水面下で囁かれているのが、エジプト代表FWモハメド・サラーが今夏に退団するのではないか、という情報だ。

 17年夏の入団以来、絶対的エースとして君臨してきたサラー。今シーズンもプレミアリーグで得点ランクトップの17ゴールをマークするなど、抜群の決定力の高さを誇っている。

 それだけに、にわかには信じがたいのだが、スペイン・メディア『Mi otra liga』は、ジネディーヌ・ジダン監督をはじめとするレアル・マドリーの首脳陣が獲得に興味を示し、当の選手本人も「ジダンの指導を受けることは彼の次なる目標」と報じた。

 そうした周囲の喧騒に対してリバプールのOBは持論を展開している。元イングランド代表FWのロビー・ファウラーだ。

【動画】交代命令に不満!? 世間を賑わせるサラーの問題シーンはこちら
 90年代にレッズのカリスマ的エースとして君臨した男は、英紙『Mirror』のコラム内で、「退団したいなら、そうするべきだ」と綴っている。

「サラーを非難することはしない。僕は彼のことが大好きだからね。だが、今の移籍は主に選手が望むものだと思う。だから、どうなるかはサラー次第だ。もし、去りたいなら、リバプールも受け入れなければならない。仮に幸せじゃないから退団したいのなら、すべきだと私は固く信じている。かつてユルゲン・クロップも同じことを言っていたよ。『このクラブにいたくない選手はひとりもいらない』とね」

 さらに「クロップはフィリッペ・コウチーニョも望まなかった。彼の態度が適切ではないと思ったからだ。毒を排除したんだ」と綴ったファウラーは、「サラーが不満なら現金化すべきだ」と厳しい意見を披露している。

「本当にサラーが新契約をオファーされていないことに腹が立っていたりするなら、リバプールも現金化すべきだ。彼を使って出来る限りのものを手に入れ、今のチームを微調整するためにその金を使え。

 僕はサラーのファンだ。きっと誰だってそうさ。だが、リバプールはコウチーニョをそれほど恋しがらなかっただろう? サラーも同じだよ。彼のゴールを恋しくなるだろう。だが、直接的な代役ではなくとも、チーム全体を強化するよりいい後釜の選手を見つけられる可能性もある」

 古巣の現況に苦言を呈したファウラーの言葉は、リバプール首脳陣にどう響くだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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