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海外サッカー

久保建英の去就やいかに!?現地紙はマドリーの“MF過多”を指摘するも「クボは売却対象外」との声も

THE DIGEST編集部

2021.04.01

今季終了とともにレンタル契約は満了、その後の去就が注目される久保。(C)Getty Images

今季終了とともにレンタル契約は満了、その後の去就が注目される久保。(C)Getty Images

 代表ウィークが終わり、今週末からはクラブでの戦いが再開される。

 ラ・リーガは第29節を迎え、ヘタフェは4月3日にオサスナと敵地で対戦予定。気になるのは久保建英の出場の有無だが、スポーツ紙『MARCA』の現時点での予想では、前節エルチェ戦に続くスタメンで、エネス・ウナルと2トップを組むとされている。

 U-24日本代表ではU-24アルゼンチン代表との2試合で攻撃の核となり、3-0の完勝を収めた2戦目では、CKのキッカーとして2ゴールをアシスト。去就に注目が集まる19歳は、わずか勝点1差上回っているライバルとの対決で効果的なプレーを見せ、ホセ・ボルダラス監督に改めて存在を印象付けることが求められる。

 降格圏から勝点6差とまだ安全圏に脱していない現在14位のヘタフェにおいて、久保は残り試合でチームの結果に繋がる仕事を果たし続ける必要がある。今冬にこのマドリードのチームに加入した彼の契約期間は今季いっぱいであり、来夏から所有元レアル・マドリーに復帰することが、久保の最大の目標だからだ。

 しかし、それは決して簡単ではない。彼自身が「白い巨人」でプレーするに相応しい力の持ち主を示すだけでなく、マドリー側に彼を受け入れる「枠」が必要となるが、スポーツ『AS』は、現在の同チームには中盤の選手が多すぎるため、“整理”が必要だと主張している。
 
「プレーメーカーが多すぎる」と題した記事では、現在マドリーのMF陣は、ジネディーヌ・ジダン監督が重用するカゼミーロ、ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、フェデリコ・バルベルデの他、イスコ、エデン・アザール、マルコ・アセンシオ、ルーカス・バスケス、ヴィニシウス・ジュニオールら、そしてレンタル組にはマルティン・ウーデゴー、レイニエール、ガレス・ベイル、久保、ブラヒム・ディアスがおり、プレーの多様性を可能にする一方で、不均衡を生み出しているという。

 マドリーは今夏、キリアン・エムバぺ(パリ・サンジェルマン)、アーリング・ハーランド(ドルトムント)の獲得を狙っているとされ、さらにユベントスからクリスチアーノ・ロナウドを復帰させるという噂もあり、それらの資金調達のためにも、過多状態のMF売却の可能性が考えられる。

 さらに同メディアは『Transfermarkt』のデータを引用してMF陣の市場価格を紹介。その中で久保は1500万ユーロ(約18億円)で、全体の下から2番目の数字である。

 久保の売却の可能性については、様々な見方があるが、マドリーの戦力の大刷新が図られると報じているオンライン新聞の『Libertad Digital』よれば、現時点で彼とブラヒムは売却の対象外になっているようだ。

 総合メディア『Que!』も、マドリーの中で久保については「将来のチームの重要な存在」という考えで一致していると報じているが、果たして彼の去就はどうなるのか。そして来季はどのクラブのユニホームを着ることになるのか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】コロンビア代表DFを翻弄! 久保建英がマークした絶妙の今季初アシスト(4分25秒~)

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