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海外サッカー

大迫勇也、ポカールでの決勝美弾で始まる“復讐劇”。指揮官も「彼の価値を受け止めてもらいたい」と全面サポート

THE DIGEST編集部

2021.04.09

大迫のファインゴールは、「夢のゴールだ。ファンタスティック」などと称賛を集めた。(C)Getty Images

大迫のファインゴールは、「夢のゴールだ。ファンタスティック」などと称賛を集めた。(C)Getty Images

 4月7日(現地時間)、ドイツ国内カップ(DFBポカール)の準々決勝が行なわれ、ブレーメンは1-0でヤーン・レーゲンスブルクを下し、2年ぶりの4強入りを果たした。

 バイエルンに次いで2番目に多い6度のポカール優勝を誇るブレーメンは、前ラウンドでケルンを下している2部クラブのホームに乗り込み、攻勢に立つも相手の組織的な守備をなかなか破れず。逆に積極的な姿勢を貫くホームチームにゴールを脅かされる場面も迎えたが、52分に挙げた1点を守り切り、RBライプツィヒの待つ準決勝(4月30日)へ駒を進めた。

 この辛勝と言える一戦で貴重な決勝ゴールを決めたのが、CFで先発出場した大迫勇也だった。マルコ・フリードルのロングフィードを後ろ向きで胸トラップし、すかさず前に向き直してボレーで叩くという難易度の高い一撃で、攻守を見せていた相手GKアレクサンダー・マイヤーの牙城を崩してみせた。

 値千金、そして見事なゴールでチームを勝利に導いた日本人に対しては、現地メディアの評価は軒並み高く、一般紙『BILD』は「ヴェルダーのヒーロー、大迫」と題した記事で、「フリードルの美しいパスを大迫が胸で受けて押し込んだ。彼にとっては長く記憶に残るゴールとなるだろう。これが彼の今季初ゴールだからだ」と伝えた。
 
 専門誌『Kicker』は「大迫の良いアクションと素晴らしいゴール、そして強力な守備によってブレーメンは準決勝に進出」、スポーツメディア『Sport.de』は「驚くべきスーパーゴール!」、ブレーメンの地元紙『Kreiszeitung』は「グレート・ゴール! これは一見の価値がある」、『sport1』は「夢のゴールだ。ファンタスティック」、そして専門メディア『BeSoccer』は「大迫の優れたスキルがブレーメンを準決勝に導く」と、それぞれ報じている。

 ドイツ・サッカー連盟(DFB)もSNSで「良いアシストを受けての偉大なゴール」と称賛し、大迫をこの試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出。これを受け、ブレーメンも公式SNSで「おめでとう、ユウヤ」と祝福した他、「我々のカップ戦のヒーロー」「美しいシュート」と殊勲者に賛辞を贈った。
 

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