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海外サッカー

国王杯制覇でメッシが37個目のタイトルを獲得!盟友を抜いて「最も成功した選手」となる可能性は!?

THE DIGEST編集部

2021.04.19

キャプテンとして初のタイトルを手にしたメッシ。国王杯決勝では2ゴールを挙げた。(C)Getty Images

キャプテンとして初のタイトルを手にしたメッシ。国王杯決勝では2ゴールを挙げた。(C)Getty Images

 4月17日(現地時間)、コパ・デル・レイ(国王杯)決勝が行なわれ、バルセロナが4-0でアスレティック・ビルバオを下して、3年ぶり31回目の優勝を飾った。

 中立地セビージャでの一戦、8割近いボールポゼッションを誇るバルサは、前半こそ得点に至らずも、60分にアントワーヌ・グリエーズマンが右からのクロスに合わせて先制すると、3分後にはフレンキー・デヨングのヘッドで追加点。さらに68分、エースのリオネル・メッシが見事な個人技で3点目を決めると、彼は72分にもジョルディ・アルバの好クロスをゴール左隅に突き刺してトドメを刺した。

 圧勝劇の末に今季初タイトルを手にしたバルサ。ロナルド・クーマン監督は「ここまで来るのは大変であり、時間がかかった。タイトルを獲れて非常に幸せだ。次は2つ目のタイトルを狙いたい」と、現在3位につけるラ・リーガでの逆転優勝にも意欲を示した。

 ジョアン・ラポルタ会長も喜びを露にし、「勝つためにやるべきことをやり遂げた」と選手やスタッフを称賛した後、注目されているメッシの去就についても触れ、「彼は残留すると確信している。我々は全力を尽くして彼をクラブに残らせるつもりだ」と語った。
 
 当のメッシは、キャプテンとなって初のタイトル獲得に「このクラブのキャプテンになるのは特別なこと。そしてトロフィーを掲げるのは、いつでも気分の良いものだ。チームにとっても幸せなことであり、大きな喜びに値する」とコメントを発し、残りシーズンに向けて「チームはどんどん強くなっており、今はリーガのタイトルを目指して戦っている。まだ多くの試合を残しているから、何が起こっても不思議じゃない。最後まで諦めずに戦う」と意気込んだ。

 この試合でも絶大な存在感を示し、2ゴールを挙げてMVPにも選出されたメッシ。全く衰えを感じさせない33歳はこれで、国王杯では自身7回目の戴冠となったが、クラブでのタイトルはリーガ(10回)、スーペルコパ(8回)、チャンピオンズ・リーグ(4回)、UEFAスーパーカップ(3回)、クラブワールドカップ(3回)と合わせて計35個のタイトルを手にしたことになる。さらに、これにアルゼンチン代表でのタイトル(2005年ワールドユース、北京オリンピック)を加えると全37個となる。

 英国のスポーツメディア『GIVEMESPORT』は、この数字に注目し、今回の戴冠でメッシがかつての盟友アンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)やマクスウェルと並んで歴代2位に浮上したという(※同メディアによる獲得タイトルの対象は欧州・南米クラブでのもの、またU-20以上の代表チームでのものに限定されているようだ)。
 
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