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偉大なる記録樹立とスポンサー商品拒否…C・ロナウドにまつわる2つの話題を現地メディアが検証

THE DIGEST編集部

2021.06.18

C・ロナウドの得点力はさび付いていないが、その行動は行き過ぎの感も…。(C)Getty Images

 現地時間6月15日に行なわれたEURO2020グループリーグのハンガリー代表戦で、ポルトガル代表のエース、クリスチアーノ・ロナウドが2ゴールを挙げ、チームの3-0という好発進に大きく貢献した。

 ハンガリーの堅守に長く苦しんだ一戦、36歳のキャプテンは1-0で迎えた87分にラファ・シウバが倒されて得たPKを確実に決めて勝利を確実にし、さらにアディショナルタイムにはペナルティーエリア内でスルーパスを受け、軽やかなタッチで相手GKをかわしてダメ押し。EURO初戦でのゴールは、同大会デビュー戦となった2004年大会(ギリシャ戦)以来だった。

 また、2年前のロシア・ワールドカップ(スペイン戦でハットトリック)に続くメジャーイベント初戦での複数ゴールを記録し、ベテランになってもなお得点力が全く衰えていないことを示した偉大なストライカーは、EUROでの通算ゴールを11に伸ばし、フランスの"将軍"ミシェル・プラティニが全試合得点(9点)&決勝点という離れ業を演じた1984年以来となる新記録を樹立した。
 
 また、前人未到のEURO5大会出場を果たし、前回大会で塗り替えた最多出場試合数記録も22試合に更新。代表ゴール数は105に達し、元イラン代表のアリ・ダエイが保持する109点という記録にも迫っている。

 イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、サッカー界のあらゆる記録を破り続けるC・ロナウドの、これまでのクラブ・代表チームの両方での偉業を改めて紹介している。

 代表では、前述のEURO最多大会出場数に始まり、通算最多得点、同大会での最年長(36歳130日)1試合複数得点(それまではウクライナのアンドリー・シェフチェンコが記録保持者)、そしてEUROとW杯での合計出場数39もバスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)を超えた。

 クラブレベルでは、ユベントスでは加入3シーズンでの通算100点超え、チャンピオンズ・リーグ(CL)で10得点超えを果たした初の選手となり、レアル・マドリーでは通算450得点、そしてCLでのキャリア通算135得点も最多だ。さらにプレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエAでリーグ優勝&得点王を達成。そして彼のトップレベルでの息の長さを示す記録として、初のCL制覇から5回目の戴冠までの期間10年5日というものも紹介された。
 

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