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Jリーグ加入が噂される外国人選手を紹介!助っ人補強の最新トレンドとは?

サッカーダイジェスト編集部

2019.10.30

フランク・リベリ(左)とジュニオール・ネグラン(中央)、ステファン・ネゴシャ(右)。(C)Getty Images

 近年の助っ人補強では、ある程度、計算できるJリーグ経験者が狙われてきた。しかし、その流れは減少傾向にあるという。新たなトレンドとして注目されているのが、韓国のKリーグでプレーする外国人選手だ。欧州のビッグネーム獲得の可能性も含め、今冬の動きを予測する。

 近年のJリーグにおける外国人補強の傾向を整理すると、優先順位は、①現在、Jリーグで活躍している ②過去にJリーグで活躍していた ③韓国や中国、中東などアジアのリーグで実績がある、となっている。

 実際、①に関しては今夏のマーケットを見ても一目瞭然だ。名古屋のマテウスが横浜に、松本のレアンドロ・ペレイラが広島に、その広島からパトリックがG大阪に。ブラジル人選手だけでなく、韓国人選手に目を向ければ、G大阪のオ・ジェソクがFC東京に、柏のパク・ジョンスが鳥栖に新天地を求めた。
 
 また、②や③については、清水は過去に京都や鹿島に所属歴があるジュニオール・ドゥトラを獲得。仙台が迎え入れたジオゴ・アコスタはKリーグやUAEリーグでプレー経験があり、磐田のルキアンはタイ・リーグで得点量産中だったストライカーである。湘南も過去に仙台や清水に在籍していたクリスランを補強し、全北現代から鳥栖に加入したチアゴ・アウベスも、一昨季に清水でプレーしていた選手だ。

 やはり、どのチームも限られた予算のなかで少しでも補強失敗のリスクを軽減すべく、冒頭で記した要素を重視し、ある程度、戦力として計算しやすい助っ人の獲得に動いている。開幕当初に時計の針を戻してみると、札幌の一員になったアンデルソン・ロペスはかつて広島や韓国のFCソウルでプレーし、広島に加入したハイネルは元川崎の選手だ。

 とはいえ、①と②については、減少傾向にあると見ていいだろう。その要因としては、単純に該当する選手には限りがあるからだ。

 過去と現在を含め、J経験者ばかりをローテーションしていては、いずれ人材が枯渇していくのは当然。その結果、今冬ではこれまで以上に③が重視されそうな情勢だ。なかでもターゲットとされるのが、韓国でプレーする助っ人たちだ。