現地9月11日に行なわれたオランダ・エールディビジ第4節のAZ戦(3-0の勝利)で、PSVの堂安律が83分にハーフウェーライン付近でドリブルを開始してカットインから見事な左足のミドルを突き刺した一撃が、現地でも大きな注目を集めている。
55分に交代出場という形で今季初めてピッチに立ち、いきなりダメ押しの3点目となるゴラッソを決めてチームの開幕4連勝(もちろん首位)にも貢献した堂安。試合後に自身のSNSで「やっとチームの役に立てた」と英語で投稿し、喜びと安堵感を表わした23歳について、ロジャー・シュミット監督は「ヨルベ・フェルテッセン(2点目を記録)同様、堂安もゴールでクオリティーの高さを示した。我々には彼らが必要だ」と称賛した。
キャプテンのマルコ・ファン・ヒンケルが「ファンタスティックなゴールばかりだった」と語ったように、オリビエ・ボスカグリの鋭いミドル、フェルテッセンのボールキープからの鮮やかな突破によるゴールが見られた試合だったが、堂安の一撃もこれらに劣らないものであり、PSVもSNSで「とてもクレバーなプレーでカットインからゴールのファーサイドにシュート。リツが戻って来てくれて嬉しい」と投稿している。
現地メディアの評価も高く、スポーツチャンネル『ESPN』のオランダ版は「堂安が美しいミドルでのゴールでAZにトドメを刺す」「"宝石"によってアイントホーフェンの勝点獲得を保証した」と綴り、オランダのニュースサイト『AD』は「途中出場の日本人が見事な矢のようなシュートで3点目をゲット」と評するとともに、10点満点の採点ではチームで4番目に高い「7」が与えられた。
別のニュースサイト『Tubantia.nl』は、今季のPSVの強さの理由のひとつに「MFの充実やゴールの多さ」を挙げており、「AZ戦で最後のゴールを挙げた日本人選手は、ビーレフェルトで良いレンタル期間を過ごした後にPSVに戻り、現在は右ウイングを主のポジションとしているが、中盤でプレーすることも可能であり、マリオ・ゲッツェに代わって10番のポジションを務めることもできる」と綴り、堂安の幅広い有用性を説いている。
また、この試合では堂安やフェルテッセンらが55~60分といった時間帯にピッチに立って結果を残したことで、シュミット監督の采配が当たった格好だが、元デンマーク代表FWで現在は『ESPN』のコメンテーターを務めるケネス・ペレスは「あんな時間帯での起用ではひどく苛立ちがつのる」と批判。今後の起用法については「違いを生み出させるためにも、75~80分の時間が彼らに与えるべきだ」と訴えた(専門メディア『VP』より)。
最後に、堂安の活躍にアジアでもベトナムのメディアが反応。総合サイト『24h.com』は、プレミアリーグでデビューを飾ったアーセナルの冨安健洋、ウォルバーハンプトンの韓国人FWファン・ヒチャンとともに、堂安にも言及。「日本のウインガーは信じられない偉業を成し遂げた。ピッチの中央でボールを受けると、ペナルティーエリア手前まで迫り、カーブをかけてゴール。1998年生まれの彼は、これを左足1本でやってのけた。これは誰にでもできるようなものではない傑作だ」と賛辞を贈っている。
構成●THE DIGEST編集部
55分に交代出場という形で今季初めてピッチに立ち、いきなりダメ押しの3点目となるゴラッソを決めてチームの開幕4連勝(もちろん首位)にも貢献した堂安。試合後に自身のSNSで「やっとチームの役に立てた」と英語で投稿し、喜びと安堵感を表わした23歳について、ロジャー・シュミット監督は「ヨルベ・フェルテッセン(2点目を記録)同様、堂安もゴールでクオリティーの高さを示した。我々には彼らが必要だ」と称賛した。
キャプテンのマルコ・ファン・ヒンケルが「ファンタスティックなゴールばかりだった」と語ったように、オリビエ・ボスカグリの鋭いミドル、フェルテッセンのボールキープからの鮮やかな突破によるゴールが見られた試合だったが、堂安の一撃もこれらに劣らないものであり、PSVもSNSで「とてもクレバーなプレーでカットインからゴールのファーサイドにシュート。リツが戻って来てくれて嬉しい」と投稿している。
現地メディアの評価も高く、スポーツチャンネル『ESPN』のオランダ版は「堂安が美しいミドルでのゴールでAZにトドメを刺す」「"宝石"によってアイントホーフェンの勝点獲得を保証した」と綴り、オランダのニュースサイト『AD』は「途中出場の日本人が見事な矢のようなシュートで3点目をゲット」と評するとともに、10点満点の採点ではチームで4番目に高い「7」が与えられた。
別のニュースサイト『Tubantia.nl』は、今季のPSVの強さの理由のひとつに「MFの充実やゴールの多さ」を挙げており、「AZ戦で最後のゴールを挙げた日本人選手は、ビーレフェルトで良いレンタル期間を過ごした後にPSVに戻り、現在は右ウイングを主のポジションとしているが、中盤でプレーすることも可能であり、マリオ・ゲッツェに代わって10番のポジションを務めることもできる」と綴り、堂安の幅広い有用性を説いている。
また、この試合では堂安やフェルテッセンらが55~60分といった時間帯にピッチに立って結果を残したことで、シュミット監督の采配が当たった格好だが、元デンマーク代表FWで現在は『ESPN』のコメンテーターを務めるケネス・ペレスは「あんな時間帯での起用ではひどく苛立ちがつのる」と批判。今後の起用法については「違いを生み出させるためにも、75~80分の時間が彼らに与えるべきだ」と訴えた(専門メディア『VP』より)。
最後に、堂安の活躍にアジアでもベトナムのメディアが反応。総合サイト『24h.com』は、プレミアリーグでデビューを飾ったアーセナルの冨安健洋、ウォルバーハンプトンの韓国人FWファン・ヒチャンとともに、堂安にも言及。「日本のウインガーは信じられない偉業を成し遂げた。ピッチの中央でボールを受けると、ペナルティーエリア手前まで迫り、カーブをかけてゴール。1998年生まれの彼は、これを左足1本でやってのけた。これは誰にでもできるようなものではない傑作だ」と賛辞を贈っている。
構成●THE DIGEST編集部