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海外サッカー

好発進の久保建英がマドリーの“レンタル組”で高評価!ラ・リーガの「低年齢主力選手ベスト11」にも選出

THE DIGEST編集部

2021.09.17

昨季とは対照的に活躍のチャンスを得られている20歳の久保。(C)Getty Images

昨季とは対照的に活躍のチャンスを得られている20歳の久保。(C)Getty Images

 今季、レアル・マドリーからのレンタルで2年ぶりにマジョルカに復帰し、ここまで主力としてプレーを続けている久保建英。それぞれの試合で存在感を示し、チーム内での地位を確立しつつある。

 マジョルカの公式YouTubeではミニゲームで決めたドリブルからのシュートが「タケ・クボのゴラッソ」として公開され、ファンからは感嘆や称賛の声が多く寄せられた。また今週末、昨季のレンタル先であり、ウナイ・エメリ監督の下で苦い思いを味わったビジャレアルと対戦することもあり、「エメリの前でゴールを決めてくれ」といった期待を込めた書き込みも少なくなかった。

「イエローサブマリン」で満足のいくプレー時間を得られず、冬の移籍市場でヘタフェに編入したものの、ここでもホセ・ボルダラス監督の下で序列が変動してベンチを温める時間が長くなるなど、シーズンを通して厳しい時を過ごす羽目となった昨季とは対照的に、ここまでは自身のパフォーマンスも安定し、さらに昇格組であるチームにも貢献できている久保に対し、英国の専門メディア『Football Transfers』は「マドリーのレンタル選手」のひとりとして現時点での評価を下している。

 ブラヒム・ディアス(ミラン)、アルバロ・オドリオソラ(フィオレンティーナーナ)、ボルハ・マヨラル(ローマ)、レイニエール(ドルトムント)とともに取り上げられた久保に対する寸評は、「まだマジョルカでは、ゴールやアシストは記録していないが、ラ・リーガでは4試合全てで起用され、序盤で8位(2勝1分け1敗)という好順位につけることに貢献している」というポジティブなものだった。マドリーでのプレーを目標としている久保にとっては、良いシーズンの出だしと言えよう。
 
 一方、移籍専門サイト『transfer.markt』は、ラ・リーガの各チームで主力として活躍する低年齢選手による「ベスト11」を選出。同サイトで市場価格1500万ユーロ(約19億5000万円)と算出されている20歳の日本人も、以下の通り、そうそうたる顔ぶれの中にその名が含まれている。

GK:フレン・アギレサバラ(20歳/アスレティック・ビルバオ)
DF:エリク・ガルシア(20歳/バルセロナ)
DF:ビクトル・チュスト(21歳/カディス)
DF:ジョン・パチェコ(20歳/レアル・ソシエダ)
MF:ペドリ(18歳/バルセロナ)
MF:エドゥアルド・カマビンガ(18歳/レアル・マドリー)
MF:セルジーニョ・デスト(20歳/バルセロナ)
MF:ロドリゴ(20歳/レアル・マドリー)
FW:久保建英(20歳/マジョルカ)
FW:ジョアン・フェリックス(21歳/アトレティコ・マドリー)
FW:アンス・ファティ(18歳/バルセロナ)

 このように、リーガ全体でも注目と期待を集める存在である久保は、マジョルカでは同じ歳のイ・ガンイン、フェル・ニーニョ、マシュー・ホッペらとの融合がチームに何をもたらすかが注目されている。また、マーケティングの面でもクラブにとって重要な役割を担うようになっており、今後、ますます重要度と価値は上がっていくと思われる。

構成●THE DIGEST編集部
 
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