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日本代表

賛否両論のFIFAによる「W杯隔年開催」案。クロップ、マンチーニら名将たちの見解は?

THE DIGEST編集部

2021.09.24

FIFAの最大の収益源であるワールドカップが隔年開催になれば…。(C)Getty Images

FIFAの最大の収益源であるワールドカップが隔年開催になれば…。(C)Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)が現在4年ごとに開催しているワールドカップについて、隔年開催を提案し、その可能性を探っていることが大きな物議を醸している。

 FIFAのグローバル・サッカー開発責任者を務める元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲルが「このスポーツが進むべき正しい道であると100%確信している」と自信を持つこのアイデアについて、UEFA(欧州サッカー連盟)やCONMEBOL(南米サッカー連盟)が「イベントの価値の低下、選手の疲労、女子サッカーへの悪影響」を理由に猛反対しているのに対し、AFC(アジアサッカー連盟)は「世界中の全ての地域にとって潜在的な利益が引き出せる」として支持を表明するなど、統括機関の間でも意見は分かれた。

 個々の意見も様々で、リバプールのユルゲン・クロップ監督やチェルシーのトーマス・トゥヘル監督が「金のために試合を増やすことばかり考えている」と新案を批判すれば、マンチェスター・シティを率い、現在も国内外の多くの試合をこなしているジョセップ・グアルディオラは「ワールドカップは素晴らしく、サポーターはこれを楽しんでいる。2年の一度見られるのではあれば、それは良いことだ」と歓迎する。
 
 また、欧州王者となったイタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は「評価すべきこと」と隔年開催に肯定的ながらも、「EUROと合わせるとスケジュールの調整が難しい」とクリアすべき課題が多いことを指摘。元西ドイツ代表FWで昨季までバイエルンCEOを務めたカール=ハインツ・ルムメニゲは同様の理由により、こちらは反対の意思を示した。

 他にも、リトアニアで新たな挑戦を開始した本田圭佑は「賛成」を表明し、反対意見に対して「慣れの問題」と語り、元ブラジル代表FWの“怪物”ロナウドは「より多くの人たちの夢が実現する」と賛成した上で、持論を述べている。

 FIFAはまた、世界中のファンを対象にしたアンケート調査を行ない、過半数にあたる55%が開催年の間隔の縮小を希望しているという結果が出たが、一方でその間隔については、「毎年」が11%、「2年ごと」が30%、「3年ごと」が14%と意見が分かれ、結果的に「4年ごと」を下回ることとなった。しかしFIFAは、「ファンはより頻繁にW杯が開催されること、とりわけ2年ごとの開催を望んでいる」と結論付けた。

 FIFAがこれに勢いを得て推進を強めようとする一方で、UEFAはこの動きそのものを停止するよう求めるなど、平行線を辿っている状態だが、これについてオーストラリアのビジネスや経済などを専門とする総合サイト『THE CONVERSATION』が「全ての意見は、経済的利益と費用を根拠にしている」と指摘。要するに、賛成するのも、反対するのも、理由は「金」ということだ。
 

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