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海外サッカー

久保建英、膝の負傷で離脱…代表のW杯予選も不参加へ。「1か月は活動は難しいだろう」と現地報道

THE DIGEST編集部

2021.09.24

所属元との試合で負傷した久保。新天地でコンスタントに出場機会を得られていただけに、残念な離脱だ。(C)Getty Images

所属元との試合で負傷した久保。新天地でコンスタントに出場機会を得られていただけに、残念な離脱だ。(C)Getty Images

 ラ・リーガ、そして日本代表での戦線離脱が決定的となった。

 現地時間9月22日のラ・リーガ第6節レアル・マドリ―対マジョルカの試合で、前半終了後に途中交代となった久保建英。その交代が負傷によるものだったこと、またそれによりチームを離れることが伝えられている。

 久保はマドリ―戦に先発出場し、序盤から果敢にシュートを放つなど中盤から前線で積極的に攻撃に関与。だが26分、サイドライン際をドリブルで駆け上がると、ディフェンスについたベンゼマとの競り合いで接触。その直後、うつむくなどのしぐさで、膝を気にする様子をみせていた。

 そして、マドリー戦の翌日である現地時間23日、久保建英のインスタグラムで負傷離脱となったことが本人の言葉で発表された。

「昨日の試合中(レアル戦)のワンプレーで膝を怪我してしまい、少しの間チームを離れることになってしまいました」

 試合中の接触で負傷したとコメント。また、「重要な時期にチームと代表の力になれないことはとても悔しいですが、ピッチの外から応援をしたいと思います」とクラブと代表への思いも綴り、最後に「1日でも早く復帰をしてチームの力になれる様に今自分に出来ることを頑張ります」と締め括った。
 
 久保の離脱について、スペイン紙『AS』のガブリエル・フォルテサ記者は「驚くべきクボの怪我」と伝え、そのニュースの中で「試合終了後、松葉杖をついてチームが宿泊するホテルへと到着した」と当時の久保の様子を描写。そのうえで同紙では、「1か月は活動は難しいだろう」「クボの怪我の程度は定かではないが長期にわたる可能性もある。明らかなのはルイス・ガルシア・プラザ監督の頭を悩ませるのが確実であることだ」と、今後についても見解を述べた。

 またレアル・マドリーの情報を主に扱う現地メディア『Defensa Central』によると、「クボをマドリードで治療させることで、膝の負傷の状態を把握したい」と、レンタル元のマドリーが久保の経過を観察するようで、「サンチャゴ・ベルナベウでのデビューという夢をかなえたが、負傷でピッチを降りたことで、この夜のことをほろ苦く振り返ることになるだろう」とも綴っている。

 夏の東京五輪から激しい戦いを続けてきた末の代償であることも考えられる。いずれにせよ、開幕から好調を続けていたマジョルカ、そしてW杯アジア最終予選を戦う日本代表のいずれでも主軸である久保の離脱は、両チームにとって大きな痛手だろう。

構成●THE DIGEST編集部

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