日本代表は10月7日、カタール・ワールドカップ・アジア最終予選でサウジアラビアと対戦する。
敵地キング・アブドゥラ・スポーツシティ・スタジアムでの一戦は、現在1勝1敗でグループBの4位に沈んでいる日本にとって、後れを取り戻すための重要な機会であり、2連勝のサウジアラビア相手にはアウェーマッチとはいえ、勝利が求められる。
厳しい戦いに臨むにあたり、森保一監督は「W杯出場に向けて強い気持ちを持って試合に臨むチームが、勝利に近づく」とコメント。また、ベテランの長友佑都は「引き分けは考えていない」と必勝を誓い、中国戦に続くゴールが期待される大迫勇也は「前半戦のヤマ場であり、結果を出せばW杯に近づくし、出せなければ厳しくなる」と、試合の重要性を強調している。
そんな日本を待ち受けるサウジアラビアは、今年ここまで7戦全勝と好調を維持してきたが、日本戦では、今予選で6得点を挙げているMFサレム・アル・ドサリが欠場することが決定しており、中盤の力はこれまでより落ちることが予想される。中東のスポーツ専門サイト『winwin』は「代役としてはアブドゥル・ラーマン・ガリブが最も有能だが、それでもアル・ドサリの代わりになる存在はいない」と報道。そして、「エルベ・ルナール監督も日本戦を前に不安を膨らませている」と綴っている。
しかし、最終予選で連続得点中のFWサレー・アル・シェフリは「日本はサウジ同様に素晴らしいチームであるため、我々は大いに敬意を払っているが、今回は自国での試合であり、可能な限りの最善な方法を持って、この試合に勝てるよう準備をしている」と、こちらも必勝を期するとともに、フルキャパシティでの観客導入が決定したことにも触れ、「我々をサポートしてくれるファンの存在により、この試合で我々は大きなモチベーションを得るだろう」と、日本にとっての「完全アウェー」の状況にも期待を寄せている。
サウジを含む中東のメディアの中には、過去の日本戦にも注目しているところが少なくない。過去に14回対戦して4勝1分け9敗と負け越している中で、2017年9月に行なわれたジェッダでのロシアW杯最終予選で挙げた1-0の勝利(最も直近の勝利)を取り上げて、この再現を望むサイトがある一方で、『ARAB NEWS』などは2011年1月のアジアカップでの0-5の大敗(同カードでは最多得点差)を回想し、「サウジは10年前の屈辱的な記憶を追放しようとしている」と報じている。
この一戦に注目するのは当事国だけでなく、英国のスポーツ専門メディア『Sports Mole』は「オーストラリアと同勝点の2位サウジが、初戦(オマーン戦)で衝撃的な敗北を喫し、やるべきことが多くある日本と対戦する」と報じ、両チームのプレビュー、そして出場予想メンバーにも言及した。
この中で、日本については「オマーン戦の衝撃的な敗北により、予想していなかった立場に置かれた日本にとって、この一戦で期するものは多い。28年前に90分にイラクにゴールを許すという悲痛な形で最初のW杯出場を逃した後、全てのW杯に出場している日本がこの記録を維持するに、そして次の重要なオーストラリア戦でのプレッシャーを軽減するためにも、サウジ戦では勝利を収めることが必要となる」と綴られている。
また、ベトナムの『Bongda+』は、日本の欠場するメンバーに注目し、「久保建英と伊東純也という2つの輝かしい星を欠く日本は、サウジに敗れることを恐れている」と題した記事の中で、久保の膝の負傷による招集外、伊東は累積警告で出場停止となることを詳しく紹介しているが、一方で先月は左大腿部の違和感により代表を途中離脱した南野拓実、中国戦で膝を傷めて長期欠場するも復帰後は好調を維持している古橋享梧らへの期待を示してもいる。
構成●THE DIGEST編集部
敵地キング・アブドゥラ・スポーツシティ・スタジアムでの一戦は、現在1勝1敗でグループBの4位に沈んでいる日本にとって、後れを取り戻すための重要な機会であり、2連勝のサウジアラビア相手にはアウェーマッチとはいえ、勝利が求められる。
厳しい戦いに臨むにあたり、森保一監督は「W杯出場に向けて強い気持ちを持って試合に臨むチームが、勝利に近づく」とコメント。また、ベテランの長友佑都は「引き分けは考えていない」と必勝を誓い、中国戦に続くゴールが期待される大迫勇也は「前半戦のヤマ場であり、結果を出せばW杯に近づくし、出せなければ厳しくなる」と、試合の重要性を強調している。
そんな日本を待ち受けるサウジアラビアは、今年ここまで7戦全勝と好調を維持してきたが、日本戦では、今予選で6得点を挙げているMFサレム・アル・ドサリが欠場することが決定しており、中盤の力はこれまでより落ちることが予想される。中東のスポーツ専門サイト『winwin』は「代役としてはアブドゥル・ラーマン・ガリブが最も有能だが、それでもアル・ドサリの代わりになる存在はいない」と報道。そして、「エルベ・ルナール監督も日本戦を前に不安を膨らませている」と綴っている。
しかし、最終予選で連続得点中のFWサレー・アル・シェフリは「日本はサウジ同様に素晴らしいチームであるため、我々は大いに敬意を払っているが、今回は自国での試合であり、可能な限りの最善な方法を持って、この試合に勝てるよう準備をしている」と、こちらも必勝を期するとともに、フルキャパシティでの観客導入が決定したことにも触れ、「我々をサポートしてくれるファンの存在により、この試合で我々は大きなモチベーションを得るだろう」と、日本にとっての「完全アウェー」の状況にも期待を寄せている。
サウジを含む中東のメディアの中には、過去の日本戦にも注目しているところが少なくない。過去に14回対戦して4勝1分け9敗と負け越している中で、2017年9月に行なわれたジェッダでのロシアW杯最終予選で挙げた1-0の勝利(最も直近の勝利)を取り上げて、この再現を望むサイトがある一方で、『ARAB NEWS』などは2011年1月のアジアカップでの0-5の大敗(同カードでは最多得点差)を回想し、「サウジは10年前の屈辱的な記憶を追放しようとしている」と報じている。
この一戦に注目するのは当事国だけでなく、英国のスポーツ専門メディア『Sports Mole』は「オーストラリアと同勝点の2位サウジが、初戦(オマーン戦)で衝撃的な敗北を喫し、やるべきことが多くある日本と対戦する」と報じ、両チームのプレビュー、そして出場予想メンバーにも言及した。
この中で、日本については「オマーン戦の衝撃的な敗北により、予想していなかった立場に置かれた日本にとって、この一戦で期するものは多い。28年前に90分にイラクにゴールを許すという悲痛な形で最初のW杯出場を逃した後、全てのW杯に出場している日本がこの記録を維持するに、そして次の重要なオーストラリア戦でのプレッシャーを軽減するためにも、サウジ戦では勝利を収めることが必要となる」と綴られている。
また、ベトナムの『Bongda+』は、日本の欠場するメンバーに注目し、「久保建英と伊東純也という2つの輝かしい星を欠く日本は、サウジに敗れることを恐れている」と題した記事の中で、久保の膝の負傷による招集外、伊東は累積警告で出場停止となることを詳しく紹介しているが、一方で先月は左大腿部の違和感により代表を途中離脱した南野拓実、中国戦で膝を傷めて長期欠場するも復帰後は好調を維持している古橋享梧らへの期待を示してもいる。
構成●THE DIGEST編集部