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海外サッカー

久保建英の「契約解除金」はマドリーで21番目の約325億円。マジョルカでの戦線復帰は12月下旬に

THE DIGEST編集部

2021.10.19

専門メディアによれば、全治2か月の半月板損傷だという。(C)Getty Images

専門メディアによれば、全治2か月の半月板損傷だという。(C)Getty Images

 ラ・リーガ第6節のレアル・マドリー戦で前半に膝の違和感を訴えてピッチを退いて以降、戦列を離れている久保建英。本人がSNSで「深刻ではありません」としていた怪我は、現地メディアによって全治1か月以上と報じられ、さらに10月13日にはルイス・ガルシア・プラサ監督は「もっと時間がかかりそう」と語っている。

 予想よりも厳しい状況に、久保の所有元クラブであるマドリーの専門メディア『Defensa Central』も「クボの怪我はより厄介な状況となって数か月の離脱を余儀なくされ、マドリーには悪いニュースがもたらされる」と懸念を示している。

 当初は「些細なこと」と見られた怪我が、全治2か月の半月板損傷だと報じる同メディアによれば、20歳の日本人選手がまだ松葉杖をついており、チームに戻れるのは12月下旬になるという。そしてマドリーも、最も将来が期待される選手のひとりである彼の状況を逐一把握するとともに、その成り行きを見守っているとのことだ。
 
「怪我をするまでクボは、多くの時間でピッチに立って素晴らしいプレーを見せていた。マジョルカでは最高の選手のひとりだった」と綴る同メディアは、膝という複雑な部位であることが、予想よりも状況を難しくしているとして、「我々は復帰を待つしかない。そしてマドリーも、彼が可能な限り回復するのを待っている」として記事を締めている。

 このように所有する選手の怪我に心配を募らせているというマドリーだが、同時に現有戦力の確保にも躍起である。現地紙『ABC』が伝えたところによれば、これはパリ・サンジェルマンのような資金力のあるクラブからの引き抜きを防ぐためであり、各選手には多額の契約解除金が設定されているということだ。

 2017年にパリSGがバルセロナに2億2200万ユーロ(約289億円)を支払ってネイマールを獲得した後、マドリーはクリスチアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルにそれぞれ10億ユーロ(約1300億円)の解除金を設定。C・ロナウドは翌年に1億1700万ユーロ(約152億円)でユベントスに移籍したが、後者の2人については現在も同額が設定されたままである。
 

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