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屈辱のリバプール戦で“戦犯”となったポグバへの地元紙評価は「1」。西紙も「何もしなかった」と糾弾!

THE DIGEST編集部

2021.10.25

明らかに足首へタックルをしてしまっているポグバ(6番)。その軽率なプレーがチームにネガティブな影響をもたらしたのは言うまでもない。(C)Getty Images

 試合の結果をも完全に決めてしまったワンプレーだった。現地時間10月24日に開催されたプレミアリーグ第9節のリバプール戦でのポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)のそれである。
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 もっとも試合は前半で決していた感はあった。開始早々の5分に先制点を献上したマンチェスター・Uは、あっという間に4失点。ハーフタイムに入るころには、そのプレー内容も相まって、本拠地オールド・トラフォードには空席も目立ち始めていた。

 そんななかで出番を迎えたのが、ポグバだった。ハーフタイム明けに、支配力を高めようと投入されたのである。しかし、結果的にオレ・グンナー・スールシャール監督の狙いはもろくも崩れ去った。

 期待をかけられたポグバだが、相手のハイプレスの前にミスを連発。50分にジョーダン・ヘンダーソンにボールを奪われると、そこからモハメド・サラーのダメ押しの5点目を献上。その約10分後には、相手MFナビ・ケイタに危険なレイトチャージ……。これでフランス代表MFは一発退場を余儀なくされたのだ。

 数的不利となったチームは為す術なく0-5で敗戦。無論、"戦犯"となってしまったポグバは、槍玉にあげられている。地元紙『Manchester Evening News』は、寸評採点において驚きの「1」をつけたうえで、短くこう評した。

「退場しただけ」
 
 さらに海外メディアもポグバのあっけない退場劇を憂う。スペイン紙『Marca』は、「この退場は、問題を抱えたマンチェスター・ユナイテッドの新たな呪いだ」と厳しく言及した。

「この大一番で、ポグバをベンチメンバーに落とすというスールシャール監督の判断は大いに批判される可能性があった。だが、28歳のフランス代表MFは指揮官の決断が間違っていなかったと証明するようなことは何もしなかった」

 いまだ好不調の波が激しいポグバ。好調時には圧倒的な存在感を放つだけに、彼の心身のコンディション回復がマンチェスター・U浮沈のカギを握りそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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