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海外サッカー

歴史的な大敗のマンU…酷評の地元紙は主将に採点「0」!英メディアは「構築したのは倦怠感だけ」と監督解任を要求

THE DIGEST編集部

2021.10.26

リバプールに蹂躙された悪夢のような試合で、マグワイア(左)にはまさかの評価がついた。(C)Getty Images

リバプールに蹂躙された悪夢のような試合で、マグワイア(左)にはまさかの評価がついた。(C)Getty Images

 現地時間10月24日(現地時間)、プレミアリーグ第9節が行なわれ、マンチェスター・ユナイテッドはリバプールに0-5の大敗を喫した。

 本拠地オールド・トラフォードに詰めかけた7万人を超える大観衆の前で、開始5分にナビ・ケイタのフリーでのシュートによる先制点を許すと、13分には守備陣が左右に振り回された挙句にディオゴ・ジョッタに詰められて2失点目。その後も好き放題にボールを回され、38分、前半アディショナルタイム、そして後半開始5分と、モハメド・サラーのハットトリックを許してしまった。

 一矢を報いたいマンUは、53分にクリスチアーノ・ロナウドがゴールネットを揺らすもVARで取り消され、60分にポール・ポグバが危険なタックルで一発退場を喫すると、さらにアウェーチームの構成に晒される羽目となった。それでも、終盤にエディンソン・カバーニが好機を迎えたが、シュートはクロスバーに阻まれ、大差での完封負けを喫することとなった。
 
 マンUがこのカードで5点を奪われたのは1936年(2-5)以来。現クラブ名で5点差以上をつけられたのは1925年(0-5)以来で、これが最多得点差の試合でもある(「ニュートン・ヒース」時代には1895年に1-7の敗戦を喫している)。また、オールド・トラフォードでアウェーチームの選手にハットトリックを許したのは、2003年4月23日にチャンピオンズ・リーグで対戦した(4-3で勝利)レアル・マドリーの“怪物”ロナウド以来だという。

 記録的な大敗劇をなす術なくベンチで見守ったオレ・グンナー・スールシャール監督は「このチームを率いて以来『最も暗い1日』ということ以外に何かを言うのは簡単ではない。選手個人としても、チームとしても不十分だった」「試合に向けてのアプローチを決めたのは私だから、責任は私にある」とコメント。守備をズタズタに切り裂かれる屈辱を味わったキャプテンのハリー・マグワイアは「何よりもファンに謝りたい。我々は十分ではなかった」と反省の弁を述べた。

 また、前半アディショナルタイムにカーティス・ジョーンズに対してファウルを犯し、ボールを抱えて倒れた彼に複数度の蹴りを見舞うなど、冷静さを欠いた行為を見せたC・ロナウドは、自身のSNSで「結果がついてこない時もあれば、スコアが望み通りにならない時もある。その責任は我々だけにある。他の誰のせいでもない」「ファンは素晴らしいサポートをしてくれており、もっと良い結果によって報われなければならない。それができるのは我々であり、今がその時だ!」とメッセージを贈っている。
 

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