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“名誉挽回ゴール“の南野拓実に届く称賛と厳しい声。「今夏の退団を真剣に考えるべき」との指摘も

THE DIGEST編集部

2022.01.18

南野はブレントフォード戦で途中出場からチームの3点目を決めたが…。(C)Getty Images

 リバプールが4戦ぶりの白星を飾ったプレミアリーグ第22節のブレントフォード戦(3-0)、南野拓実は74分にアレックス・オクスレイド=チェンバレンの負傷を受けてピッチに登場し、その3分後にトドメとなる3点目を挙げた。

 相手ペナルティーエリア内で縦パスをカットしたロベルト・フィルミーノとの素早いパス交換からゴール右隅にダイレクトシュートを流し込んだ南野は、さらに終盤には若手のカイデ・ゴードンにスルーパスを通して4点目か、という場面も創出するなど、20分間程のプレー時間で目に見える結果を残してみせた。

 自身のSNSに「チームメイト、コーチングスタッフ、ファンとともにバースデー勝利を分かち合えたことがとても嬉しいです」と投稿して喜びを表わした南野について、英国日刊紙『The Guardian』は「モハメド・サラー、サディオ・マネらワールドクラスのチームメイトがいない中で、代役となったアレックス・オクスレイド=チェンバレンとミナミノは1点ずつを奪い、その責務を果たした」と伝えた他、日本人選手について以下のようにも綴っている。
 
「オクスレイド=チェンバレンの不幸な怪我によって交代出場したミナミノは、フィルミーノの無私無欲とブレントフォードの不注意という恩恵を受け、アーセナル戦での90分のミスの後、簡単なタップインによって自信を取り戻した。そしてその後、ゴードンにクラブ史上最年少のゴールスコアラーになる素晴らしいチャンスも与えた」

 アーセナル戦のミスとは、言うまでもなく3日間前に行なわれたカラバオ・カップ準決勝のファーストレグで両者スコアレスのまま迎えた試合終了間際にフリーでのゴールチャンスでダイレクトシュートがクロスバーを越えた場面のこと。多くの現地メディアがセンセーショナルにこれを取り上げた他、リバプールOBのジェイミー・キャラガーが「彼のリバプールのキャリアそのもの」、元イングランド代表FWケビン・フィリップスが「大事なところでクオリティーが出せない」と、南野を酷評したものである。