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海外サッカー

中田英寿が演出した“伝説のスクデット”に伊メディアが再脚光!「トッティを外した瞬間から魔法を描いた」と絶賛

THE DIGEST編集部

2022.01.23

ローマで今もレジェンドのひとりとして敬愛される中田。その活躍をイタリア・メディアが回想した。(C)Getty Images

ローマで今もレジェンドのひとりとして敬愛される中田。その活躍をイタリア・メディアが回想した。(C)Getty Images

 昨今の日本サッカー界からは、欧州へ活躍を求める選手も増えている。いまやA代表は、そのほとんどが海外組となっている。そんなサムライたちの礎を築いたのが、中田英寿だった。

 文字通りの電撃チャレンジだった。98年のフランス・ワールドカップ後に、当時は“世界最強のリーグ”と謳われたセリエAの古豪ペルージャに鳴り物入りで移籍。1年目からチームの主軸として33試合に出場して10得点と活躍した。

 2000年1月には名門ローマへステップアップ。名将ファビオ・カペッロの薫陶を受けながらプレーすると、入団2年目の2000-01シーズンにはローマに18年ぶりのスクデットをもたらす貢献を見せる。

 とりわけ出色の出来だったのは、優勝争いを演じていたユベントスとのシーズン終盤の大一番でのプレーだ。0-2のビハインドの状況でポジション争いを演じていた元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティと交代してピッチへ送り出された中田は、79分に鮮やかなミドルシュートを突き刺すと、試合終了間際にも自身の強烈なショットのこぼれ球からヴィンチェンツォ・モンテッラの同点ゴールを呼び込んだ。

 2001年にローマを退団してからは、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナでプレー。イタリアにおける日本人選手の価値を高めた中田の存在は、今も忘れられてはいない。現地時間1月19日に「スクデットをもたらしたナカタのローマ移籍」と銘打った特集を組んだイタリア誌『Guerin Sportivo』は、「わずか1シーズンしか躍動しなくとも、ファンの記憶に刻まれ続ける運命の選手は存在する。ヒデトシ・ナカタは、わずか1年半でやってのけた」とクローズアップした。
 
 ローマへは移籍金300億リラ(約20億円)+(ドミトリー)アレニチェフの所有権と引き換えに加入した中田。これについて同誌は、「これはごく普通の金額だったが、しかし当時の彼には、莫大な投資であるように受け止められた」と懐疑的な声が小さくなかったと指摘。そのうえで「ナタカはファビオ・カペッロの適材適所での閃きによって、スクデットのための決定的な役割を担った」と強調した。

 そして同誌は、ローマのクラブ史に残る伝説のユベントス戦について、こう記している。

「あの夜、カペッロがトッティを外して日本人ファンタジスタに出番を与えた瞬間から、ナカタは魔法を描いて見せた。正確なシュートでゴールを挙げてユーベとの差を縮めると、さらに果敢なシュートでモンテッラの同点弾を呼び込んだ。

 あのトリノの夜に獲得した1ポイントは、優勝争いの運命を決定づけることになった。ローマは2000-01シーズン、18年ぶり3度目のスクデットを獲得。こうしてナカタは永遠にロマニスタたちの心のカギをつかみ取ったのである」

 今もスクデットを獲得した日本人は中田だけしかない。21年の時が経っても、彼の偉業は、燦然と輝き続けている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ロマニスタの「伝説の一戦」! 中田英寿のユーベ相手のゴラッソをチェック
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