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「獲得へ近日中に交渉」久保建英のレンタル延長にマジョルカが動く!? マドリー専門メディアは「チームの重要な一員」と評価

THE DIGEST編集部

2022.02.25

チームを残留に導くべく献身的な働きを続けている久保。その価値を熟知するマジョルカも契約延長に動き出しているようだ。(C)Getty Images

 現地時間2月20日に行なわれたラ・リーガ第25節のベティス戦で、マジョルカの久保建英は、5試合連続スタメン出場を果たし、序盤から右サイドを中心に攻守で精力的な動きをみせた。

 チームは1-2で敗れたが、ハイプレスで守備に寄与したばかりか、敵ゴール前に好パスを供給するなど、日本の若武者は、前節の決勝点(記録はオウンゴール)からの勢いが表れるプレーを披露した。

 約2シーズンぶりにマジョルカの一員となった今季の久保は、一時は負傷で離脱したものの、復帰後は復調傾向にある。そんなチームの核としての存在感は増す一方の20歳だが、レアル・マドリーからレンタルという立場でもある。ゆえにシーズン終盤に差し掛かってきているなかで、今後の去就に関する話題も聞こえ始めている。

 マドリ―の専門メディア『DefensaCentral』は、シーズン終了後の久保の去就について「マジョルカ、クボの獲得に向け近日中に交渉する」と銘打った特集記事を掲載。マジョルカがレンタル期間の延長を希望する意向だと報じている。

 記事内で「クラブが残留を確実にすることができれば、フロレンティーノ・ペレス(マドリー会長)に新たなレンタル移籍を提案する」と記した同メディアは、さらに「(マジョルカに)引き留めるための新たなローンオファーがレアルのオフィスに届くのは、そう遠くないと予想される」と指摘。マジョルカ側が3月14日の直接対決を前に、マドリードでペレス会長と延長交渉を行なう可能性があるとした。
 
 また、久保の現状について同メディアは、「マジョルカは2度目の移籍となる日本人が成し遂げたことに納得している。今季18試合に出場し、ルイス・ガルシア・プラザ監督が指揮を執るチームの重要な一員となった」と、たしかな働きぶりを高評。次のように、強調した。

「クボの将来はマジョルカがトップリーグでの地位を確保するまでは決まらないだろう。あと2か月足らずで日本代表プレイヤーの将来を占うことになる」

 双方のクラブの思惑、そして久保のプレーは、この先、さらなる熱視線を浴びていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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