日本代表

「悲惨」「悪夢」 交代出場で失点関与の吉田麻也に現地メディアは酷評! 「契約を更新する必要があるのか!?」との指摘も

THE DIGEST編集部

2022.04.13

失点に絡んだ吉田に辛辣な評価が下された。(C) Getty Images

 現地時間4月11日に行なわれたセリエA第32節で、サンプドリアは敵地でボローニャに0-2の敗北を喫した。

 前節で首位ミランとのアウェーマッチを引き分けに持ち込んだボローニャ相手の一戦、B降格圏内から勝点7差にいるサンプドリアとしては勝点を稼ぎたいところだったが、長くスコアレスが続いた試合は61分に動き、ホームチームはマルコ・アルナウトビッチが左から入ったパスをゴール前で押し込んで先制。さらに76分にもこのオーストリア人FWが冷静な切り返しからゴールネットを揺らし、勝負を決めた。
 
 この2点目で、ミッチェル・ダイクスの左からのクロスに対してスライディングしながらクリアしようとするもミートせず、後逸してアルナウトビッチに絶好のパスを出す形となってしまったのが、60分にアレックス・フェラーリに代わってピッチに立った吉田麻也だ。30節ヴェネツィア戦からスタメンを外れていた日本代表CBは、1失点目でもポジションが曖昧で揺さぶられた挙句に、相手のゴールを至近距離で目撃することとなった。

 緊急出場ということで、マルコ・ジャンパオロ監督から「DFがいきなり試合に入るのは難しいものであり、その点で吉田は不運だった」と擁護された33歳のベテランCBだったが、現地メディアは彼に対して軒並み厳しい評価を下している。

 スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は10点満点中の「4」という低採点で、寸評でも「アルナウトビッチの先制点でミスを犯す最悪の出だし。その後、過ちを繰り返した」と酷評。ジェノバのオンライン新聞『GENOVA TODAY』も同採点を与え、「フェラーリの代役はネガティブな意味での主人公に。出場してすぐ困難に陥り、2失点目のゴールでは、完全にタイミングのずれたスライディングで相手にボールを与えてしまった」と綴った。

 スポーツ専門メディア『EUROSPORT』の採点は「4.5」で、「吉田の"災害"の夜」と題した記事の中では、「悲惨。最初の失点ではアルナウトビッチのマークを怠り、2失点目では明らかな間違いを犯した。プレーした30分間は"悪夢"だった」と記述。サッカー専門メディア『PAZZI DI FANTA』は、「日本の"発電所"はピッチに入ると、安定感と経験をもたらす代わりに、全てを混乱させ、文字通りに相手にゴールを与えた。酷く力が不足していた」とネガティブに報じ、採点はチーム最低の「4.5」を与えている。

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