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「ボールを取り上げられた。悲しい…」バルサのMFラキティッチ、“想定外”の出場時間激減に不満を吐露

サッカーダイジェストWeb編集部

2019.11.13

デヨングの加入ですっかりバックアッパー扱いとなってしまったラキティッチ。注目の去就は? (C) Getty Images

 ネイマール復帰の可能性が取り沙汰されていた今夏に、トレード要員として騒がれていた時から、バルセロナのイバン・ラキティッチにとって、今季は厳しいシーズンになるとの見方は少なくなかった。

 それでも、13節を終えたラ・リーガで7試合出場、それも先発出場は1試合だけという事態は、本人の想定外だったかもしれない。先発出場ゼロのチャンピオンズ・リーグを含め、公式戦17試合でプレー時間はわずか255分だ。

 当然、ラキティッチは現状に満足していない。スペイン紙『Marca』によると、11月14日に放送予定の『Movistar』のインタビュー番組「Universo Valdano」で、その心境を明かした。
 
 クロアチア代表MFは、「監督とかクラブとか、なんであっても、決定は理解をしているし、リスペクトしている」としたうえで、「僕はバルセロナに来てからのこの5年で本当に多くを出してきた」と続けている。

「そして、僕は楽しみ続けたい。まだ31歳で、38歳じゃないんだ。キャリア最高の時期にあると感じている。おもちゃを取り上げられたら、娘はどう感じるだろうか。悲しいだろう。僕も同じように感じている。僕はボールを取り上げられたんだ。悲しいよ」

 ラキティッチには以前からイタリアの複数クラブが関心を寄せている。ユベントスや、その絶対王者とタイトルを争うインテルなどへの移籍の噂は後を絶たない。

 バルセロナとの契約は2021年までだが、早ければ1月の移籍もあると騒がれているラキティッチ。今回の発言は退団を加速させるのか、それとも……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部