実現すれば、文字通りのビッグディールとなる。現地時間5月3日、スペイン紙『El Mundo』は、リーグ・アンの強豪パリ・サンジェルマンに所属する元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、今夏に囁かれている新天地として、日本かアメリカに絞ったとすっぱ抜いた。
現在36歳のS・ラモスは世界屈指の実績を持つCBとして名を馳せてきた。だが、昨夏に16シーズンにわたって在籍して数多のタイトルをもたらしたレアル・マドリーを退団し、パリSGへの電撃移籍を決めた今季は鳴かず飛ばずの1年を送った。
リオネル・メッシらとともに花の都の“銀河系軍団”の一員となったものの、相次ぐ怪我もあって、満足にプレーできず……。公式戦の出場わずか11試合にとどまり、一部メディアでは悲願だったチャンピオンズ・リーグ制覇失敗の戦犯として扱われた。
そんな苦境に立たされたカリスマCBが、心機一転を図ろうと画策しているというのだ。「困難なシーズンを過ごした後に、彼はパリを離れる」と記した『El Mundo』は、「まともにフランス語が話せず、フランスでの活躍はご存知の通り。ゆえに彼の次の目的地はマイアミか日本に絞られた。いずれの国でも高く評価されているだけに、スペインにとっては残念だ」と、S・ラモスの現状を伝えた。 もっとも当人はハイレベルな競争を望んでいる。フランス版『Amazon Prime』のインタビューに応じた際に「あと4、5年はトップレベルでプレーがしたいんだ」と、確実に時間が減っている自身のキャリアを展望した。
「何か別の特別な体験をするのはそれからでも遅くはない。パリとの契約は2年あるんだ。3年目のことはそれを全うしてから考えればいい。少なくともフィジカルコンディションが保たれている限りは、集中力は持続できる」
このS・ラモスの言葉を鵜呑みにすれば、少なくとも今夏の日本行きは実現しないようにも思える。だが、多くの移籍がそうであったように急転直下で交渉が進展する可能性は小さくない。それだけに引き続き、サッカー界屈指のリーダーシップを誇る名手の動向から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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