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日本代表

「エクアドルは震えている」代表選手の国籍偽造疑惑にFIFAが調査開始を発表…34年前に改竄発覚のメキシコはどうなった?

THE DIGEST編集部

2022.05.13

2大会ぶりのW杯本大会出場を決めたエクアドルだが、出場権剝奪の可能性もあるという。(C) Getty Images

2大会ぶりのW杯本大会出場を決めたエクアドルだが、出場権剝奪の可能性もあるという。(C) Getty Images

 エクアドル代表はカタール・ワールドカップ予選を4位で勝ち抜き、本大会へ駒を進めて、グループステージでは開催国カタールらと同じ組に入ることも決定しているが、ここにきて出場権を剥奪される可能性も出てきたという。

 というのも、同予選でも主力として8試合に出場したDFのバイロン・カスティージョに関する国籍の偽装疑惑(彼がコロンビア出身でエクアドルの国籍を有していないという)が生じており、チリ・サッカー協会(FFC)によるこの指摘を受けて、国際サッカー連盟(FIFA)が5月11日、本格的に調査を行なうことを発表したのだ。
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「FFCはカスティージョに対し、W杯予選8試合に出場できなかった可能性を指摘している。FIFAはこの件に関して、懲戒手続きを開始するという決定を下した。エクアドル・サッカー連盟(FEF)、ペルー・サッカー連盟(FPF)には、自らの立場をFIFA懲戒委員会に示すことを要求している」

 これに対し、FEFは「カスティージョが我が国で誕生したという証拠は、多くある」と反論し、証拠書類などを揃えて提出する準備を進めているというが、同時に、同組織の外部弁護士は「もし、彼の出生に関して虚偽の文書(出生証明書)が存在した場合、責任はFEFではなく、選手本人にある」と指摘。不正があったとしても、エクアドルに出場権剥奪などの制裁が科せられるのは誤りであると訴えた。

 FEFはまた、「根拠のない噂を世に広め、カタールW杯への参加を阻止しようとする者たちによる試みを、我々は断固として拒否する」と、この一件が自分たちを貶める陰謀であるとも主張し、当のカスティージョ本人は沈黙を保っているものの、先日はSNSでこの件を皮肉るような画像を投稿している。

 しかし、スペインの通信社『EFE』の調査によると、カスティージョがエクアドルで生まれたという記録は見つからなかったということであり、FFC側の法律事務所は出生証明書が偽造された可能性があり、信頼性に欠けるものであると声明を発したという。

 国籍偽装が明るみとなれば、エクアドルは2大会ぶりに手に入れたW杯出場権を剥奪される可能性があり、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は「調査が開始され、エクアドルは震えている」と報道したが、そうなれば、単純に予選5位のペルーが繰り上げとなるのか、あるいはカスティージョの出場試合が無効となって別の出場国が誕生するのか……いずれにせよ、大きな混乱を生み出すことは間違いない。
 
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