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「センセーショナルだ」古橋亨梧の最終戦での“2つのファインゴール”を英メディアも絶賛!「楽しさに満ちたフィニッシュ」

THE DIGEST編集部

2022.05.16

最高の形で最終戦を締めくくった古橋。クラブのレジェンドからも賛辞が贈られた。(C)Getty Images

 前節で2シーズンぶり52回目のリーグ優勝を決めたセルティック。現地時間5月13日にスコティッシュ・プレミアシップのチャンピオンシップ・グループ最終節でマザーウェルに6-0で下し、大勝利で今季を締めた。

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 本拠地セルティック・パークでのゴールショーの口火を切ったのは、今季より加入して序盤からゴールを量産し続けてきた古橋亨梧だった。21分にペナルティーエリア内で、下がりながらのターンから素早く右足を振り抜き、相手GKとゴールポストの狭い間を撃ち抜いて先制。さらに43分には、空いた前のスペースに向けて走り出し、アンソニー・ラルストンの縦パスを引き出すと、後方からの浮き球を正確にダイレクトボレーで合わせ、ゴール左隅に流し込んだ。

 この素晴らしい2ゴール以外にも、40分(得点者デイビッド・ターンブル)、59分(ジョッタ)には前田大然へのパスが直後のゴールに結びついており、62分にベンチに交代でベンチに退くまで、多くの効果的なプレーを披露。最終的にセルティックでのデビューシーズンでは、リーグでランキング3位となる12ゴールを記録。国内カップ、ヨーロッパリーグを合わせた全公式戦では20得点に達した。

 最高の形で最終戦を締めた古橋は、自身のSNSに、英語で「最高の気分! ホームでファンとともに、最高の形でシーズンを終えられることができました。タイトルは我々のものだ!」、日本語で「リーグチャンピオン。ホーム最終戦で素晴らしい勝利ができて嬉しいです! 最高」と喜びを表わしている。

 最後の試合でも秀逸さを披露した27歳に対し、セルティックの公式サイトは「ギオルゴス・ギアクマキスとともに2ゴールというワンダフルなパフォーマンス」「ファンタスティックなターンで素晴らしいゴールを放ったが、その後、それ以上に良いゴールが日本人ストライカーによって生み出された」と伝えた。
 
 現地メディアの報道を見ると、英スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「相手DFのクリアミスに対し、フルハシは時間を無駄にせず、低いシュートでニアサイドのポストの脇を射抜いた」と記し、2点目については「ラルストンの完璧な浮き球のパス」と出し手の方を評価した。

 一方、英国公共放送『BBC』も「完璧なパス」と評価すると同時に、古橋のボレー弾を「楽しさに満ちたフィニッシュ」と称賛し、「日本人FWの動きは全体を通してセンセーショナルで、見事に2つのゴールを決めた」として、最優秀選手に選出している。
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クラブのレジェンドも「キョウゴはシーズンを通して活躍を見せた」と絶賛