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日本代表

小野伸二以来のEL制覇! 現地メディアも日本人選手2人を高評価!! 「最大の脅威」「守備陣に安全を与えた」

THE DIGEST編集部

2022.05.19

フランクフルトのEL制覇に大きく貢献した長谷部(左)と鎌田(右)。(C) Getty Images

フランクフルトのEL制覇に大きく貢献した長谷部(左)と鎌田(右)。(C) Getty Images

 現地時間5月18日、ヨーロッパリーグ(EL)の決勝が行なわれ、フランクフルト(ドイツ)がレンジャーズ(スコットランド)を1-1からのPK戦(5-4)の末に下し、UEFAカップ時代の1979-80シーズン以来となる欧州タイトルを手にした。
 
 鎌田大地がスタメン入りし、長谷部誠がベンチスタートとなったフランクフルトは、先にチャンスを創ったものの得点には至らず、57分に先制を許す。しかし69分にラファエル・ボレが相手DF2人の間に割って入る形でフィリップ・コスティッチのクロスに合わせて同点にすると、以降は攻勢に立って敵陣深くに再三侵入し、守備では58分にトゥタに代わって登場した長谷部が抜群の存在感を示して相手の攻撃を封じた。

 チャンスは創りながらも勝ち越し点を挙げられずに120分間を終えたフランクフルトだが、PK戦では鎌田を含む5選手が全員成功し、レンジャーズに対しては4人目アーロン・ラムジーの中央へのシュートをGKケビン・トラップが反応良く足で止めて、セビージャの夜空に優勝トロフィーを高々と掲げた。

 オリバー・グラスナー監督は「選手たちを誇りに思う。このコンペティションでは、我々は際立った働きを見せた」と賛辞を贈ったが、日本人選手としては2001-02シーズンにUEFA杯を制した小野伸二(当時フェイエノールト所属)以来となる欧州タイトル獲得を果たした鎌田は、SNSに英語で「このチームの歴史の一部になれて本当に嬉しいです。この素晴らしい瞬間を決して忘れません」と喜びを表わした彼は、さらに日本語でも以下のように投稿している。

「試合後、初めて嬉しくて号泣しました。振り返ると、自分のサッカー人生いつも上手くいかず難しかったけど、自分を信じてやり続けて、やっと報われた気がします。まだまだ、もっと上を目指して頑張ります」

 一方の長谷部は現時点で公にコメントを発していないものの、失点を喫した直後の、チームメイトの負傷による緊急出場という難しい形でピッチに立ちながら、効果的な動きで守備陣を落ち着かせ、チーム全体に安定感と勢いをもたらした38歳に対しては、各方面から驚きとともに賛辞も寄せられており、チームも公式サイトで「守備ラインの中心的な役割を果たした」と伝えている。
【画像】日本人選手として二度目のEL制覇! 長谷部&鎌田がトロフィーを掲げるシーンをチェック
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