会場に緊張感が走るワンシーンだった。6月4日に国立競技場で行なわれたブラジル代表の練習でのことだ。
6月2日にソウルで行なわれた韓国代表戦に5-1と大勝した勢いを持って来日したセレソン。6日の日本代表との一戦に向け、序盤は笑顔が溢れる和気あいあいとした雰囲気だったが、アップが終わった時にそれは一変した。
39歳の大ベテランSBであるダニエウ・アウベスと、25歳のFWリシャルリソンがお互いを掴み合う小競り合いに発展。すると、これを仲裁に入ったヴィニシウス・ジュニオールもなぜか交わる三つ巴の騒動となった。
最終的にエースのネイマールやルーカス・パケタといった他のメンバーが割って入り、収拾はついた。だが、「チームに組織への意識を持たせる」と和を重んじるチッチ監督のチームにあって、主力選手たちの取っ組み合いの騒動は小さくない不安要素だ。国内メディアでも「冗談から大きな波紋を広げる衝突になった」(Globo)と報じられた。
では、いったいなぜ彼らはぶつかったのか。南米で幅広いネットワークを誇っているアルゼンチン・メディア『TNT Sports』によれば、他でもないリシャルリソンは次のように語ったという。
「彼らは『お前じゃチャンピオンズ・リーグは勝てない』と言った。それは無視した。そしたら、今度は『お前は過大評価されている』『エバートンは来シーズンこそ降格するだろうな』と言ってきた。それも僕は聞き流した。でも、『お前よりルカクの方が断然上だぜ』と言われた瞬間に腹が立って、僕は我を失ったんだ」
散々揶揄された挙句、かつてエバートンにも所属したベルギー代表FWロメル・ルカクとの比較をされて黙っていられなくなったというリシャルリソン。日本代表戦に向けては、「問題ない」とする彼は、チームメイトたちといかなる連係プレーを見せるか。注目試合は6日の19時20分にキックオフされる。
構成●THE DIGEST編集部
6月2日にソウルで行なわれた韓国代表戦に5-1と大勝した勢いを持って来日したセレソン。6日の日本代表との一戦に向け、序盤は笑顔が溢れる和気あいあいとした雰囲気だったが、アップが終わった時にそれは一変した。
39歳の大ベテランSBであるダニエウ・アウベスと、25歳のFWリシャルリソンがお互いを掴み合う小競り合いに発展。すると、これを仲裁に入ったヴィニシウス・ジュニオールもなぜか交わる三つ巴の騒動となった。
最終的にエースのネイマールやルーカス・パケタといった他のメンバーが割って入り、収拾はついた。だが、「チームに組織への意識を持たせる」と和を重んじるチッチ監督のチームにあって、主力選手たちの取っ組み合いの騒動は小さくない不安要素だ。国内メディアでも「冗談から大きな波紋を広げる衝突になった」(Globo)と報じられた。
では、いったいなぜ彼らはぶつかったのか。南米で幅広いネットワークを誇っているアルゼンチン・メディア『TNT Sports』によれば、他でもないリシャルリソンは次のように語ったという。
「彼らは『お前じゃチャンピオンズ・リーグは勝てない』と言った。それは無視した。そしたら、今度は『お前は過大評価されている』『エバートンは来シーズンこそ降格するだろうな』と言ってきた。それも僕は聞き流した。でも、『お前よりルカクの方が断然上だぜ』と言われた瞬間に腹が立って、僕は我を失ったんだ」
散々揶揄された挙句、かつてエバートンにも所属したベルギー代表FWロメル・ルカクとの比較をされて黙っていられなくなったというリシャルリソン。日本代表戦に向けては、「問題ない」とする彼は、チームメイトたちといかなる連係プレーを見せるか。注目試合は6日の19時20分にキックオフされる。
構成●THE DIGEST編集部