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海外サッカー

貴重な“資産”となった南野拓実の争奪戦でリバプールは移籍金吊り上げ!? 地元メディアは利益のためにも退団を推奨

THE DIGEST編集部

2022.06.13

今夏の去就が注目されている南野。争奪戦になりそうだ。(C)Getty Images

今夏の去就が注目されている南野。争奪戦になりそうだ。(C)Getty Images

 リバプールの南野拓実については、移籍候補先として具体的なチームが幾つか挙がっており、その去就がこの先いかなる動きを見せるかが注目されている。

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 現地報道では、先日、リバプールがこの27歳の日本人選手の移籍金を1700万ポンド(約28億円)に設定したとされ、これに対してイングランドではリーズ、サウサンプトン、ウォルバーハンプトン、フルアム(来季よりプレミアリーグ昇格)、フランスではモナコが彼の獲得に強い関心を示しているという。

 これらの新天地候補の中では、冬の移籍市場でもリバプールにコンタクトを取ったといわれるリーズに関する具体的な報道が最も多かったが、ここにきて他クラブの動きも活発になってきたようだ。英国のサッカー専門サイト『Football Insider』はリバプール側の情報筋の発言として「ウォルバーハンプトンがミナミノ側と交渉を行なった」と報じている。

 また、同メディアは「モリノー・スタジアムのチームは、チャンピオンズ・リーグ・ファイナリストが望む金額を支払うことを厭わない」として、「『ウルブス』がミナミノとの契約に向けてポールポジションに位置にしている」と記した。
 
 しかし、一方でフランスのサッカー専門サイト『FOOT MERCATO』は「公国のクラブは今、ミナミノに非常に興味を持っており、今季、公式戦で10得点1アシストを記録したストライカーに対し、モナコの首脳陣は獲得に向けて加速している。活気があり、技術も高く、最高レベルでの経験を積んだ南野は、ウィサム・ベン・ヤーデル、ケビン・フォラント、ソフィアンヌ・ディオプらの攻撃陣をサポートできる。この日本代表選手の獲得は、ポール・ミッチェルSDの意思でもある」と伝えている。

 モナコについては、英国『THE SUNDAY TIMES』紙も「モナコはリバプールと強い結びつきがあり、獲得のレースでリードしている」と報道。モナコといえば、フランス代表MFオーレリアン・チュアメニのレアル・マドリー移籍が発表されたばかりであり、その移籍金は8500万ポンド(約141億円)といわれている。ゆえに、こちらもリバプールの“言い値”を満額支払う用意があるようだ。
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