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海外サッカー

貴重な“資産”となった南野拓実の争奪戦でリバプールは移籍金吊り上げ!? 地元メディアは利益のためにも退団を推奨

THE DIGEST編集部

2022.06.13

 対して、ライバルに先行を許した(?)リーズについては、地元メディア『Leeds Live』が「ミナミノはジェシー・マーシュ監督のシステムをよく理解しており、またフットボールディレクターのビクトル・オルタからも好まれているにもかかわらず、クラブの動きがスローすぎるせいで、交渉の列から外れてしまっている」と指摘。今後“巻き返し”があるかどうかが注目される。

 これらの報道が確かであれば、まさに引く手あまたの状況であり、2020年に南野を750万ポンド(約12億円)で獲得したリバプールにとっては、非常に喜ばしい状況だろう。英国のスポーツ専門サイト『SPORT BIBLE』は「マージーサイドのクラブは、ミナミノへの関心の多さを利用し、1700万ポンドという提案額を吊り上げる可能性もある」と予想する。

 リバプールの専門サイト『Fan Nation』は「今や貴重な“資産”となった彼がリバプールに留まることを多くの人々が望んでいることに疑いはないが、クラブはしぶしぶ移籍に同意するようだ」と南野の退団を惜しむ。だが、『ROUSING THE KOP』は「来季、リバプールでミナミノが再び多くのゴールを決められる保証はなく、彼のキャリアの利益のためにも、今夏の移籍は素晴らしいものとなるだろう」と退団を推奨している。
 
 また、サッカー専門サイト『TEAMtalk』は、近年リバプールから他クラブへ移籍した選手があまり活躍していないと指摘しながらも、次のように新天地での活躍に太鼓判を押した。

「その傾向はミナミノで変わるかもしれない。日本のアタッカーは、FWラインのどこでもプレーできる汎用性を示し、限られたプレー機会の中で信じられないほどのゴールを決めた。今こそ、彼は他のチームでスターターとなる時だ。今季の彼のプレーは、この争奪戦に勝ったチームが、決して彼に失望することはないということを示している」

 移籍金額だけ見ても750万ポンドから1700万ポンド(あるいはそれ以上)と、リバプール在籍の約2年半で2倍以上に価値を高めたことになる南野。ポジティブな状況で、今度はいかなる挑戦に打って出るのか、その決断に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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