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「パーフェクト!」 南野拓実のモナコ入りを仏メディアやファンが歓迎! 英サイトはリーズの“敗北感”を強調

THE DIGEST編集部

2022.06.29

11月開幕のW杯でも活躍が期待される南野。まずはフランスで評価を高められるか。(C) Getty Images

 リバプールからモナコへの移籍で合意したと報じられている南野拓実。移籍金は出来高と合わせて1800万ユーロ(約25億7000万円)が5回に分けて支払われるなど、具体的なことも明かされており、近日中に契約の詳細の詰めやメディカルチェックを経て、正式に発表されるという。

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 先日は、モナコのフィリップ・クレマン監督が「非常に嬉しく思う。南野のことは長い間知っており、常にリストの最上位にその名前があった。クラブの誰もが、彼がチームに何かをもたらすクオリティを備えていると確信している。経験があり、我々とスタイルが似ているレッドブル・ザルツブルクで多くの素晴らしい実績を積んできた。そして、リバプールでは、激しい競争で戦ってきた。そんな彼の獲得は、我々にとってはチャンスである」(モナコの地元紙『monaco-matin』より)と、日本人選手の到来を喜び、期待を寄せた。

 SNSでは、ファンが「パーフェクト!」「ユルゲン・クロップに確信を与えなかった選手の割には悪くない実績だ」「そのスタッツからもパフォーマンスの良さが証明されている」「彼との契約はモナコ・ブランドをアジアで展開する上でも重要だ」と南野の到来を好意的に受け入れる一方で、「モナコでも背番号18をつけるのかな?」「(外国人枠の事情で)ギジェルモ・マリパンとジャン・ルーカスのどちらかが出て行くことになる」「良い選手だが、すでにウイングはたくさんいる」といった様々な投稿もなされている。

 彼を迎えることになるフランスのメディアでは、日刊紙『Le Figaro』は「モハメド・サラー、サディオ・マネらと同じFW枠で優先順位が低い中、公式戦10得点・1アシストという興味深い数字を記録した日本人選手は、プレー機会を求めて加入したモナコで、ウイングとしてスピード、リズム、活気をチームに与え、また攻撃の進化を助けることもできる。さらに、アジアでのモナコの認知度の向上にも繋がることも、この契約の素晴らしい点だ」と、やはりポジティブに捉えた。
 
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南野のモナコ入りのニュースは「リーズに大きな打撃を与えた」