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海外サッカー

もはやメッシはプレミア「トップ6」から必要とされない!? 元英代表DFが指摘。一方でC・ロナウドとの“夢の共闘”を探るメディアも

THE DIGEST編集部

2022.07.09

昨季公式戦では11ゴールに終わったメッシ。新シーズンの巻き返しが期待されるが…。(C) Getty Images

昨季公式戦では11ゴールに終わったメッシ。新シーズンの巻き返しが期待されるが…。(C) Getty Images

 昨夏に驚きのバルセロナ退団を発表し、パリ・サンジェルマンに新天地を求めたリオネル・メッシのこの1年間についての見方は様々だ。

 新クラブでもさっそくリーグ優勝のタイトルを手にしたものの、期待されたチャンピオンズ・リーグではレアル・マドリー(バルサ時代の宿敵だ!)に逆転負けして16強止まりに終わり、個人の記録でも2008-09シーズン以降は公式戦で常に30得点以上を挙げていたのが、昨季は11ゴールと、18年間のプロキャリアで3番目に少ない数字に終わっており、厳しい評価を下す者は少なくない。
【動画】パリでも輝きは色褪せない! メッシの2021-22スーパープレー集

 そして、英国のスポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』では、元イングランド代表DFで現在はコメンテーターを務めるダニー・ミルズが、「私はヨハン・クライフのプレーをライブで見ていないし、ディエゴ・マラドーナも見なかった。メッシは、私が見た中で最も素晴らしい選手だ。クリスチアーノ・ロナウドの方が数字ではやや上回るかもしれないが、純粋に選手ということでメッシが最も素晴らしい」とパリSGの背番号10を称賛した上で、以下のようにも語っている。

「しかし今、メッシを自分のチームに連れて来たいと思うか? ノーだ。彼がプレミアリーグでプレーすることについて話すのは、現実的なことではない。リバプールが彼を連れてくることはないだろう。マンチェスター・シティも、トッテナムもそうだ。彼らは決して、そのようなことはしないと思う」

 この3チームだけでなく、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドを加えた、プレミアリーグの「トップ6」に加わる可能性もないと、元イングランド代表は断言している。

 35歳となってもなお、チームの中心であり続け、ボールを持てば素晴らしいパフォーマンスを披露するスーパースターは、アルゼンチン代表では11月のカタール・ワールドカップで自身初の世界制覇に挑もうとしているが、その一方でこういったネガティブな声も聞こえてくるのは、サッカー界でも確実に時が刻まれているという証であり、キリアン・エムバペやアーリング・ハーランドといった次世代の旗頭たちにバトンを渡す瞬間が近づいているのかもしれない。

 ちなみにパリSGでは、確実視されていたマドリー行きから翻意し、チーム一の好条件と強化にも口を出せるという“権力”を得たエムバペと同じチームに在籍することで、チーム内での序列が下がり、立場が弱くなるかもしれないとも報じられている。新たに監督に就任したクリストフ・ガルティエが、就任会見でメッシに何も言及しなかったことが話題になったが、昨季まで、さらにバルサ時代だったら考えられないような変化と言えよう。
 
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