日本代表

「透明人間」「失敗のデビュー戦」南野拓実に辛辣な評価… PSV戦で決定機逸の日本代表FWに仏メディアは厳しい論調

THE DIGEST編集部

2022.08.03

南野がモナコでの公式戦デビューとなったCL予選のPSV戦にスタメン出場した。(C) Getty Images

 リーグアンのモナコは現地時間8月13日、チャンピオンズ・リーグ予選のファーストレグで、オランダ・エールディビジのPSVと対戦し、1-1で引き分けた。リターンマッチは9日に行なわれる。

【動画】南野は裏に抜けるも決め切れず…ASモナコがCL予選でPSVと激突!
 本拠地スタッド・ルイ2世での今季初の公式戦で、モナコは序盤から攻勢に立ったものの、効果的なプレーは多くなく、逆に38分、ペナルティエリア内でルーク・デヨングが戻したボールをフリーのジョーイ・フェールマンにゴール左隅に叩き込まれて先制を許す。終盤に反撃を強め、80分にFKからアクセル・ディザジが混戦の中でうまくボールをコントロールして同点ゴールを決めた。

 南野拓実は2列目でスタメン出場。前線にも積極的に飛び出して幾度かフィニッシュにも絡む。前半にはドリブルからのミドルシュート、クロスにスライディングして合わせるプレーを披露した彼は、後半開始から間もなく敵ディフェンスラインの裏側に抜け出してロングパスをトラップし、左足を振り抜いたものの、ボールは枠を外れてしまった。

 67分までプレーしてクレピン・ディアッタとの交代でベンチに退いた南野について、フィリップ・クレマン監督は「我々は若いチームであり、成長を続けていかなければならないが、今夜は良かったことが幾つかもあり、なかでも南野は良くなっており、よりチームに溶け込んでいた」と高評価。また、クラブの公式サイトは前述の後半の決定機に、以下のように言及している。

「南野とそのチームメイトたちは素晴らしい意図を持ってピッチに戻り、日本人選手はギジェルモ・マリパンのロングパスによってビッグチャンスを得、ハーフボレーを放つという素晴らしいオープニングを迎えたが、シュートは枠を捉えられなかった」

 現地メディアも決定機逸に注目しており、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は「後半、両チームに得点機があったが、49分にはモナコの南野、51分にはPSVのフース・ティルはフィニッシュで正確性を欠いた。そして、(南野を含む)モナコの攻撃の選手たちは、相手GKワルテル・ベニテスに何度もシュートを浴びせながらも、攻略するのに苦労した」と評した。
 
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