専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
Jリーグ・国内

浦和、3度目のアジア制覇へ明日決戦!ゴミス&ジョビンコ擁するアル・ヒラルの弱点は?

サッカーダイジェスト編集部

2019.11.23

第1レグは強敵アル・ヒラルに終始攻め込まれ0-1で試合終了。ビハインドで折り返すことになった。(C)Getty Images

第1レグは強敵アル・ヒラルに終始攻め込まれ0-1で試合終了。ビハインドで折り返すことになった。(C)Getty Images

 苦難の末にACL決勝の舞台へと駒を進めた浦和レッズが、ついに最終決戦に臨む。第1レグを0-1で落としたが、ホームで迎える第2レグこそが〝勝負“だ。浦和はこの大一番に向け、20日から3日連続で非公開練習を敢行。23日の前日練習こそ公開したが、初戦の敗因をしっかりと分析し、チームに落とし込んだようだ。

 アル・ヒラルとの第1レグは、23対2というシュート数が示すように、終始攻め込まれる一方的な試合展開だった。

 立ち上がりからペースを握られた浦和は、相手のパワフルで素早いサイド攻撃に翻弄され、立て続けにピンチを迎える。出場停止のGK西川に代わって出場した福島のファインセーブもあり、前半こそ無失点で凌いだものの、60分にカリージョのヘディング弾で、痛恨の失点を喫した。

 攻めては前線にボールが収まらず決定機はわずかで、特に後半はひとつもチャンスを作れないままタイムアップ。反省点の多い試合だった。
 
 第2レグでは、こうした攻撃面を改善したいところだろう。仮に90分で決着をつけるなら、2点差以上の勝利が必須だ。とはいえ、失点してしまっては元も子もない。アウェーゴールを与えれば、3点以上が必要な苦境に追い込まれる。2点差が必要だからといって、リスク度外視で攻め込むのは危険だ。

 それに、第1レグのボール支配率30.3%からも分かるとおり、強力助っ人とサウジアラビア代表を数多く擁する相手に主導権を握るのは至難の業。元フランス代表ゴミス&元イタリア代表ジョビンコの2トップだけでなく、カリージョとアル・ダウサリの両サイドの脅威は、初戦で痛いほど思い知らされた。割り切って堅守速攻をベースに戦うべきだろう。

 幸いアル・ヒラルの守備陣はボールウォッチャーになり、マークを見失う嫌いがある。カウンターでは、多少アバウトだとしても、クロスボールを増やしていけば、相手は自ずと隙を見せるはずだ。

 24日の第2レグが行なわれるのは、浦和のホームである埼玉スタジアム。大観衆の声援を後押しに、3度目のアジア制覇を成し遂げたい。

◆試合日程◆
AFCチャンピオンズリーグ2019決勝・第2レグ
浦和レッズ vs アル・ヒラル
11月24日 埼玉スタジアム19:00 KICK OFF

構成●サッカーダイジェスト編集部

※『サッカーダイジェスト』2019年11月28日号より転載
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号