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海外サッカー

「ほとんど“目に見えない”」仏デビューの南野拓実に現地からは最低評価も。指揮官は「自身を解き放っていない」と指摘

THE DIGEST編集部

2022.08.22

リーグ・アンデビューを果たした南野。だが、そのプレーぶりに現地メディアからは酷評も寄せられている。(C)Getty Images

リーグ・アンデビューを果たした南野。だが、そのプレーぶりに現地メディアからは酷評も寄せられている。(C)Getty Images

 現地時間8月20日、リーグ・アン第3節が行なわれ、モナコはRCランスに1ー4で敗戦。今季リーグ初黒星を喫した。

【動画】南野がリーグアン初出場となった“モナコvsRCランス”戦のハイライト!

 今シーズンに入ってから調子がいまいちのモナコは、本拠地スタッド・ルイ2で迎えたこの一戦もランスに開始7分で先制を許し、38分にも失点。41分にCKからベノワ・バディアシールのヘッド弾で1点を返すが、55分にPKを与えて再度リードを広げられ、72分にはDFヴァンデルソンが2枚目のイエローカードを受けて退場。前節(対レンヌ)に続けて数的不利を強いられ、78分に決定的な4点目を奪われた。

 リーグ・アン初出場をスタメンとして実現した南野拓実は、2列目左サイドで試合開始を迎え、4分に右からのクロスをフリーで受けるも、浮き球をコントロールする間にマーカーに寄せられてシュートに持ち込めず。16分にブレール・エンボロのクロスをニアで合わせた決定機は、相手GKの好反応に阻まれて新天地初ゴールを逃した。
 
 モナコの専門サイト『LA DIAGONALE』によると、フィリップ・クレマン監督は、ホームで大量4失点の敗北を喫した後、「スコアは試合そのものを反映していない」とコメント。内容は悪くなかったとして、今回の敗戦でも「良い点は失われていない」と強調している。

 しかし、リーグアンで初登用した南野については、「彼はまだ得点を挙げておらず、自信を得られていない。フィジカル面を強化する必要がある」と指摘し、次のように語った。

「期待されているレベルのパフォーマンスを見せるために、ミナミノがなすべきことは多い。今日の試合では、良いポジショニングによって3度の好機を自ら招き寄せたが、彼はまだ自分自身を解き放っていない。我々にはまだ、彼と一緒にやるべきことがある。ただ、それは彼だけではなく、他の選手についても同様だ」

 このように課題を挙げられた日本人選手について、現地メディアの見方も厳しい。日刊紙『Le Figaro』は、16分の決定機に対して、「突破したエンボロがミナミノを見つけ、この“ニッポン”人が左からシュートを放ったが、ブライス・サンバが左手で押し返した」と相手守護神の好守を称賛したが、4分のプレーについては、「元リバプールの男は、胸トラップでボールのコントロールを失った」と伝えている。
 
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