ホーム&アウェー方式だった昨シーズンから、事前に決められた中立地での一発勝負へとレギュレーションが変わった19年シーズンのコパ・リベルタドーレス決勝は、連覇が懸かった王者リーベル・プレートと、81年シーズン以来の南米制覇に向けて意気込むブラジルの名門フラメンゴが現地11月23日、ペルーの首都リマで激突する(日本時間24日朝5時キックオフ)。
準決勝で同胞のグレミオを、トータルスコア6-1で蹴散らして勝ち上がったフラメンゴの最大の売りは、その圧倒的な攻撃力だ。6月に政権交代に踏み切り、ポルトガル人監督のジョルジュ・ジェズスを招聘してからアグレッシブなチームへと生まれ変わった。
パスセンスに優れたエベルトン・リベイロ、今夏にローマから1180万ユーロ(約15億円)で獲得した技巧派レフティーのジェルソン、高精度のキックを誇るジョルジアン・デ・アラスカエタが2列目からチャンスを作り、ガビゴールことエースのガブリエウ・ボルボーザとブルーノ・エンリケの強力2トップがゴールに繋げるアタックは迫力満点だ。
なかでも波に乗っているのがガビゴールで、強烈な左足を武器にここまで7ゴールを挙げ得点王レースのトップを走る。最終ラインを統率するDFリーダーのロドリゴ・カイオとともに、チームの命運を握る文字通りのキーマンだ。
タイトルの懸かった大一番においては、ラフィーニャ、フィリペ・ルイスというベテラン2人の豊富な経験とリーダーシップも心強い。
対するリーベルは、タレント力で見劣りするものの、組織的な完成度で上回る。2年連続でファイナルへと導いた名将マルセロ・ガジャルドの下、洗練されたポゼッションサッカーを展開。21歳の若きクリエーター、エセキエル・パラシオスのラストパスと右サイドから仕掛けるイグナシオ・フェルナンデスの突破が崩しの生命線だ。
中盤でフィルターとして機能するエンソ・ペレスと絶対的な守護神フランコ・アルマーニを中心にグループステージからの12試合を7失点に抑えた守備は堅牢を誇り、チームの安定感と継続性はフラメンゴ以上だろう。
12月のクラブW杯への切符を掴むのは、はたして?
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
準決勝で同胞のグレミオを、トータルスコア6-1で蹴散らして勝ち上がったフラメンゴの最大の売りは、その圧倒的な攻撃力だ。6月に政権交代に踏み切り、ポルトガル人監督のジョルジュ・ジェズスを招聘してからアグレッシブなチームへと生まれ変わった。
パスセンスに優れたエベルトン・リベイロ、今夏にローマから1180万ユーロ(約15億円)で獲得した技巧派レフティーのジェルソン、高精度のキックを誇るジョルジアン・デ・アラスカエタが2列目からチャンスを作り、ガビゴールことエースのガブリエウ・ボルボーザとブルーノ・エンリケの強力2トップがゴールに繋げるアタックは迫力満点だ。
なかでも波に乗っているのがガビゴールで、強烈な左足を武器にここまで7ゴールを挙げ得点王レースのトップを走る。最終ラインを統率するDFリーダーのロドリゴ・カイオとともに、チームの命運を握る文字通りのキーマンだ。
タイトルの懸かった大一番においては、ラフィーニャ、フィリペ・ルイスというベテラン2人の豊富な経験とリーダーシップも心強い。
対するリーベルは、タレント力で見劣りするものの、組織的な完成度で上回る。2年連続でファイナルへと導いた名将マルセロ・ガジャルドの下、洗練されたポゼッションサッカーを展開。21歳の若きクリエーター、エセキエル・パラシオスのラストパスと右サイドから仕掛けるイグナシオ・フェルナンデスの突破が崩しの生命線だ。
中盤でフィルターとして機能するエンソ・ペレスと絶対的な守護神フランコ・アルマーニを中心にグループステージからの12試合を7失点に抑えた守備は堅牢を誇り、チームの安定感と継続性はフラメンゴ以上だろう。
12月のクラブW杯への切符を掴むのは、はたして?
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部