海外サッカー

「キング」「魔法の足」 全3得点関与の鎌田大地に独メディアの称賛止まず!「キャリアで最高の状態だ!」

THE DIGEST編集部

2022.09.19

シュツットガルト戦で1得点を含む全3ゴールに絡む活躍を見せた鎌田。称賛が相次いでいる。(C) Getty Images

 現地時間9月16日、ブンデスリーガ第7節が行なわれ、フランクフルトは敵地でシュツットガルト相手に3-1の勝利を飾った。

 両チーム2つずつの日本人選手がスタメンに名を連ねた一戦で、最も輝きを放ったのは、アウェーチームの鎌田大地だった。今回は2列目の攻撃的ポジションに入った背番号15は、開始6分に自ら倒されて得たFKで直接ゴールを狙うと、相手GKがセーブしたはね返りをセバスティアン・ロデが頭で詰めて先制。55分、再び好位置でのFKを蹴ると、壁に当たって軌道が変わったボールに相手GKが反応できずに追加点となる。さらに88分、CKのキッカーとしてクリスティアン・ヤキッチのヘッド弾のお膳立てを果たした。

【動画】鎌田大地が今季4点目! 直接FKを叩き込んだシーンをチェック
 全ゴールに絡んで勝利の立役者となり、今季通算4得点目(公式戦通算では6点目)、アシストは3に達した鎌田は、クラブの公式サイトを通して「勝てて良い気分です。勝点3を持ち帰ることが重要でした。最初は疲れていましたが、点を取ることでリフレッシュできました」と語り、自身のSNSでも3点目のゴール直後の写真を公開して「この調子で行こう」と英語で投稿し、喜びを表わしている。

 フランクフルトのマルクス・クレシェSDは「長谷部と鎌田がいてくれて嬉しい。彼らは、チームにとって価値ある存在である。ダイチは絶好調だ」と、今季リーガ初スタメンを飾って守備面で安定したプレーを見せた38歳の大ベテランとともに、26歳の日本代表を称賛。チームがピンチを迎えた後に彼が決めた貴重な2点目の場面について、公式サイトは「安堵のため息が絶叫に変わった。何が起こったのか? 鎌田がFKを決めた」と伝え、SNSは「時間的に非常に重要だった」と指摘した。

 ブンデスリーガ公式サイトは、鎌田のFKが最も得点確率の低いゴール(6%)であると紹介し、また彼をこの試合の最優秀選手に選定。「鎌田はセットプレーでこの試合の勝者となった。最初の2つは直接FKでゴールをもたらし(1つは彼自身が決めた)、続いてCKから。リーガでの4得点となったが、日本人選手はすでに昨季の合計ゴールに達した」と綴っている。
 
NEXT
PAGE
ドイツ国内の新聞、専門誌、Webメディアが鎌田を絶賛!