現在、スコットランドリーグ首位に立つセルティック。前節、敵地で行われたセント・ミレン戦で今季初黒星を喫したものの、レンジャーズを上回り、トップの座を堅守している。

　そして、今季も３人の日本人プレーヤーはチームを牽引する存在だ。古橋亨梧は、現在リーグ１位タイの６ゴールを記録。ダンディー・ユナイテッド戦ではハットトリックも達成するなど、得点力の高さは健在だ。前田大然も前線での豊富な運動量を発揮し、負傷から復帰の旗手怜央も中盤で好機を演出している。

【動画】日本代表がドイツでトレーニング開始！ セルティック・トリオも合流 　３選手とも、９月６日のチャンピオンズ・リーグ（CL）、レアル・マドリー戦にも出場するなど、プレーヤーとしての評価を高め続けていることに加え、この秋はさらなる転機を迎えようとしている。

　古橋、前田、旗手は、９月23日・27日の国際親善試合に向けた日本代表メンバーに選出されており、セルティック専門メディア『THE CELTIC STAR』では３人の特集記事を配信。ワールドカップへ向けたアピールの場として、クラブが誇るタレントたちへのエールを贈っている。

　　記事では「セルティックの３人の選手、キョウゴ・フルハシ、ダイゼン・マエダ、レオ・ハタテは、ドイツで行なわれるエクアドルとアメリカとの国際親善試合で、日本代表に選出された」と紹介し、続けて「３人は、アンジェ・ポステコグルー監督の指導のもと、セルティックで素晴らしい時間を過ごしており、もし選ばれれば、カタール・ワールドカップで日本の戦力となることは間違いなさそうだ」と、期待を述べた。

　さらに「ワールドカップに向けて、日本代表の枠はまだ限られており、ハジメ・モリヤスはこの合宿でカタールに向かうメンバーを選ぶことになる」として、本大会への最終選考の場となると指摘している。

　その上で「キョウゴ、マエダ、そしてカタールでのワールドカップに向かう日本代表の飛行機の座席を遅ればせながら要求しているハタテにとっても、すべては勝負の時だ。我々は、この親善試合での３人の日本男児の幸運を祈っている」と綴り、大舞台を見据える３選手を後押しするメッセージで記事を締め括っている。

　スコットランドの地で実力を磨いてきたことで、ワールドカップ出場の可能性を手繰り寄せた３人のサムライたち。サポーターや現地メディアからの大きな期待を背に、いよいよカタールへ向けた最後の戦いに挑む。

構成●THE DIGEST編集部
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