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日本代表

久保建英、ソシエダで最上級の評価が相次ぐもスペイン有力紙は課題を指摘? アタッカーとしてさらなるスケールアップに必要な力は――

THE DIGEST編集部

2022.09.22

ソシエダでは開幕から躍動を見せる久保。日本代表での活躍も期待される。(C) Getty Images

ソシエダでは開幕から躍動を見せる久保。日本代表での活躍も期待される。(C) Getty Images

 今季よりレアル・ソシエダに加入した久保建英は、ここまで公式戦全8試合に出場し、スタメン入りは6試合、そして1得点・2アシストという成績を残している。

【動画】衝撃の開幕戦! 久保建英がソシエダでリーグ・デビュー戦ゴール!!(~54秒)
 過去2シーズンでは成績的にも内容的にも厳しい結果に終わった後、攻撃的なバスクのチームに「これが選手として飛躍するための最後のチャンスかもしれないと考えた」との決意を持って加わり、現時点では自ら「期待に応えられていると思う」と語るほど、充実した日々を過ごしているようだ(マドリードのスポーツ紙『MARCA』より)。

 現在は9月23日にアメリカ代表と、27日にエクアドル代表と対戦する日本代表の一員として準備を行なっている彼は、ソシエダ移籍を「僕のやりやすいサッカーで、僕の特長が出しやすい」と、そのメリットを挙げているが、「ずっとボールを持っている」(本人談)ソシエダのスタイルで、久保のテクニックと創造性が十分に活かされているのは事実である。

 今季の久保は開幕戦のカディス戦でいきなり決勝点を挙げて最高のスタートを切ると、ここまで出場した試合のほとんどで現地メディアからは最上級の評価を受けている。また、彼だけでなく、今夏に加入したブライス・メンデス、モハメド=アリ・チョ、そしてニューカッスルに電撃移籍したアレクサンデル・イサクの穴を埋めたウマル・サディク、アレクサンダー・セルロートら全員がゴール、アシストといった結果を残してチームの全勝点10に直接的に貢献していることから、チームの補強に対しても各メディアから賛辞が贈られているほどだ。

 イマノル・アルグアシル監督もチームについて「昨季よりも強い」と語っており、今季のさらなる躍進にも自信を示している。新加入選手の戦術理解や連係がさらに高まり、さらに現在は離脱中のスペイン代表ミケル・オジャルサバルら昨季までの主力が怪我から復帰すれば、チーム力はよりアップすることが考えられるだけに、期待が高まるのも当然のことだろう。
 
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