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日本代表

久保建英、ソシエダで最上級の評価が相次ぐもスペイン有力紙は課題を指摘? アタッカーとしてさらなるスケールアップに必要な力は――

THE DIGEST編集部

2022.09.22

 一方で『MARCA』紙は、ここまでのソシエダの各選手のラ・リーガにおけるシュート数に注目し、最も多いのがMFミケル・メリーノの12本で、枠内は6本。これに続くのは同じくMFのメンデスで、こちらは10本中枠内が4本で、そのうちの3本がゴールとなり、現在はチームのトップスコアラーとなっている。3位は“モモ”チョで9本(枠内5本)、4位は8本のセルロート(枠内4本)で、うち1本が久保のアシストを受けてゴールネットを揺らした。
 
 続く5位は、ダビド・シルバと久保で5本ずつ。ともに枠内は3本で、後者は前述の通り、開幕戦でゴールを生み出している。同メディアは、「日本人選手は初日に得点を記録したことで、もっと多く決めたいという願望を抱いた」と綴っているが、現時点ではこれが最後のゴールである。

 この記事は「メリノとメンデス、新しいFW」と見出しが打たれており、暗にFW陣のシュート数の少なさを指摘しているとも言えるが、シーズン途中加入のセルロートはまだ今季のリーガ出場は3試合であり、久保はプレーメイクやチャンスメイクなど多岐の役割を担っているため、この数字だけを見てFW陣の働きぶりにケチをつけるのはあまりに短絡的過ぎるだろう。

 ただ、多くの試合で高いポゼッション率を誇るソシエダとしては、20チーム中9番目となるリーガでの通算7得点という数値は、満足できるものではない。強豪を抑えてチャンピオンズ・リーグ圏内(4位以内)を射止めるには、8番目に多い8失点の守備と同様に、攻撃面も改善する必要がある。

 久保についてはソシエダ加入の際、キャリアにおける全14ゴール(国内リーグ)中、スペインに再上陸してからは6得点に止まっていることで、得点力への不安を指摘する声も少なくなかった。カディス戦でのゴールによって評価を上げ、プレー内容で高い評価を得ているが、ここにフィニッシュ面でさらに関与を深めていければ、相手への脅威をより高め、結果的に自身やチームメイトの得点機も増加し、得点力アップに結び付いていくだろう。

 ここまでFWとして伸び伸びとプレーし、その良さを発揮している21歳が、全ての数字で人々を納得させられるか。11・12月には、カタール・ワールドカップでの長期離脱などのハンデもあるが、ソシエダ加入時に語った「結果にこだわりたい」との抱負を叶えられるか要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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