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リバプールDFを「焼き焦がした!」左サイドで輝いた三笘薫に賛辞止まず! 「最も洗練され、滑らかなドリブル」に現地メディア激賞!

THE DIGEST編集部

2022.10.03

途中出場が多いものの、新天地ブライトンで存在感を発揮している三笘。(C) Getty Images

 現地時間10月1日、プレミアリーグ第9節が行なわれ、ブライトンは3-3でリバプールと引き分けた。

【動画】三笘薫が対面のリバプールDFを置き去りに! 終盤には同点弾をお膳立て!
 様々な理由による試合延期によって、約1か月ぶりのリーグ戦を迎えたブライトンにとって、リバプールとのアウェーマッチは、新監督ロベルト・デ・ゼルピの初陣でもあった。試合は、好調レアンドロ・トロサールが個人技と周囲との好連係によって17分までに2ゴールを挙げる好スタートを切ったが、その後、逆にロベルト・フィルミーノのダブルによって54分にホームチームの同点を許す。

 さらに63分には、CKからDFアダム・ウェブスターがオウンゴールを献上して勝ち越されるも、83分に交代出場の三笘薫が左サイドから入れたクロスが、相手DFのミスもあって逆サイドに流れたところを、トロサールがダイレクトで叩き込んで再び同点。以後はスコアを守り切り、新指揮官に強敵相手の勝点をプレゼントした。

 代表ゲーム明けの三笘は、新体制においてもベンチスタートとなり、65分に登場。対面するトレント・アレクサンダー=アーノルド相手に1対1で競り勝ち、巧みな縦パスから決定機を演出した後、前述のトロサールのハットトリック達成のゴールでは、アシストの記録はつかなかったものの、的確なランでの抜け出しからの折り返しで、お膳立てを果たしてみせた。

 ブライトンは公式サイトで「三笘はベンチを出ると、リバプールのDF陣を痛めつけ始めた」とそのプレーを称賛し、チームの3点目については「三笘のクロスが全選手をすり抜け、トロサールがノーマークでゴールの天井に突き刺した」とレポート。また、SNSでは「ベンチを出てからのインパクト」と綴って、アレクサンダー=アーノルドと対峙する場面の写真を公開している。

 現地メディアの報道では、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「83分、途中出場の三笘のクロスがファーサイドに届くと、トロサールがシュートを放ち、デ・ゼルビによるブライトンの新時代の幕を、娯楽性に富んだ形で開いた」と綴り、強敵相手の引き分けについては「彼らの勇敢なパフォーマンスに値する」と評した。一方、英国公共放送『BBC』では、視聴者投票による採点で「7.03」と、リバプールのトップであるフィルミーノ(6.21)をも上回ったが、ブライトンの中では最低の数字となった。
 
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