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クラシコ敗北のバルサ・シャビ監督に対してマドリード紙は「犯したミス」を指摘! 地元紙が評価した唯一のポイントは?

THE DIGEST編集部

2022.10.18

クラシコに敗れたバルサのシャビ監督。今季初黒星だが、ライバル相手の敗戦は高くついたようだ。(C) Getty Images

クラシコに敗れたバルサのシャビ監督。今季初黒星だが、ライバル相手の敗戦は高くついたようだ。(C) Getty Images

 現地時間10月16日、ラ・リーガ第9節で伝統の「エル・クラシコ」がサンチャゴ・ベルナベウで行なわれ、ホームのレアル・マドリーが3-1でバルセロナを下した。

 ともに7勝1分ということで首位攻防戦の様相も呈した、公式戦通算250回目となる宿敵同士の激突は、ホームチームの攻勢で進み、12分にはトニ・クロースのスルーパスで抜け出したヴィニシウス・ジュニオールが左サイドを疾走してゴールに迫ってシュート、相手GKがセーブしたところを、カリム・ベンゼマが詰めて先制する。

【動画】エースが躍動し、ブラジルの新星がとどめ!クラシコハイライトをチェック!
 35分にはゴール前でのパスワークでバルサDF陣に揺さぶりをかけた後、フェデリコ・バルベルデがペナルティエリア外から強烈なミドルをゴール左隅に突き刺して加点。83分にアンス・ファティに右サイドを破られてクロスを許し、ロベルト・レバンフスキがヒールで軌道を変えたところを、ファーサイドにいたフェラン・トーレスに詰められて1点差とされたが、アディショナルタイム、ロドリゴが自ら得たPKを決め、ダメを押した。

 親善試合を含めれば直近3試合のクラシコで未勝利(1分け2敗)だったマドリーは、幾つかピンチを迎えるも、それ以上のチャンスを創出して宿敵を下し、公式戦通算成績を101勝52分け97敗とした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、「ポイントは前半で、我々はそこで相手を上回った。自信を持って後方から仕掛け、前線は効率的だった。全員が責任を持ってやっていたことが、試合のキーポイントとなった」と語っている。

 一方、今季リーガ初黒星を喫して首位から転落したバルサ。ボールポゼッションは57%で、シュートも18本と宿敵を10本も上回ったものの、試合の主導権は完全にマドリーに握られた格好だ。シャビ監督は、「我々はネガティブなダイナミクスにとらわれている。プレーもうまくいかず、1-3で敗れて、全く満足できない。引き分けの可能性はあったが、ベルナベウでマドリー相手にチャンスを逃すと、“罰”を受けることになる」と反省の弁を発した。

 また、「違うことを試す時が来たのかもしれない。我々はマドリーのように、もっと成熟する必要がある。彼らが我々よりも成熟し、経験豊富なチームであることは明らかだ」と、現在のバルサが宿敵に劣っていることを認めた指揮官。「選手を非難しているわけではない。責任者は私だ。私がこの船の船長だ」と、自身の責任も認めたが、チャンピオンズ・リーグでも、グループステージ突破に首の皮一枚繋がっているという状況で、クラブのレジェンドである指揮官への見方はますます厳しいものとなっている。
 
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