日本代表

アーセナルも「ビッグパフォーマンス」と激賞! ELで決勝アシストの冨安健洋に攻守両面で賛辞続々「彼は本当の大物」

THE DIGEST編集部

2022.10.22

オランダの古豪PSVを相手に圧巻のパフォーマンスを見せた冨安。現地メディアからも高評価を受けた。(C) Getty Images

 現地時間10月20日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第2節の順延分が行なわれ、アーセナルはPSVを1-0で撃破。4連勝でグループAでの2位以内を確定させて、ノックアウトステージ進出を決めた。

 本来は先月15日に開催される予定だったのが、エリザベス女王の国葬を19日に控えて警備の人員が確保できないという理由で延期されていた本拠地エミレーツでの一戦、「ガナーズ」は相手チームのゴールに迫りながらもなかなか得点には至らずにいたが、70分にマルティン・ウーデゴーのパスで右サイド深くに侵入した冨安健洋のマイナス気味のクロスをグラニト・ジャカがダイレクトでゴール左隅に叩き込み、公式戦8連勝を確定させた。

 ここまで全勝で失点わずか1という完璧な戦いぶりを見せているアーセナルの中で、冨安健洋は3試合で先発出場。今回も右SBでスタメン入りを果たし、攻撃では前述の通りアシストで勝利に貢献を果たし、守備でも安定感を示し、対面するコディ・ガクポを封じ込めてみせた。クラブはSNSで、「トミによる、また新たなビッグパフォーマンス」と賛辞を贈っている。

【画像】冨安からのクロスに合わせ、ジャカがボレーシュートを叩き込む
 現地メディアからの評価も良好であり、日刊紙『Evening Standard』は10点満点の採点で、最優秀選手に選出されたジャカと並んで最高点の「8」をこの日本人DFに与え、寸評も「シーズンの初めの数分は苦労した日本代表選手だったが、今はベストに戻ったようだ。ガクポを沈黙させ続け、チームのゴールをお膳立てした」と、終始ポジティブな内容だった。

『THE Sun』紙では「90分を通して、守備面でトラブルを起こすことはなったようだ。同サイドのブカヨ・サカが得意とする中央への切り込みを引き出すオーバーラップは常に効果的であり、相手チームに大混乱を引き起こした。サイドを駆け上がり、ジャカにクロスを提供して勝利のお膳立ても果たしている」と綴られ、採点は「9」のガブリエウ・ジェズスに次ぐ2番目タイの「8」となっている。
 
NEXT
PAGE
「冨安はアーセナルでおそらく一番の選手であり、一番のDFだ」