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日本代表

「歓喜の炎が再燃」“最高殊勲者”となった伊東純也を指揮官と仏メディアが絶賛! 「恋をしている」とマルセイユの獲得報道も!

THE DIGEST編集部

2022.10.25

2試合ぶりにピッチに舞い戻った伊東。チームに流れを呼び込む躍動を見せた韋駄天は、値千金の一撃を見舞って殊勲者となった。(C)Getty Images

2試合ぶりにピッチに舞い戻った伊東。チームに流れを呼び込む躍動を見せた韋駄天は、値千金の一撃を見舞って殊勲者となった。(C)Getty Images

 現地10月23日、リーグ・アン第12節が行なわれ、スタッド・ドゥ・ランスはオセールを2-1で撃破。7戦ぶりとなる今季2勝目を挙げるとともに、ホームでの初勝利を飾った。

 3戦連続引き分けの後、本拠地オーギュスト・ドゥローヌに7戦未勝利(2分け5敗)のオセールを迎えたランスは、28分にスルーパスで抜け出したフォラリン・バログンが先制弾を放つ。その5分後にエムバイ・ニアングの打点の高いヘッドで同点とされたが、試合終了間際の87分、ミチェル・ファン・ベルヘンが左サイドから放ったシュートを相手GKがセーブしたところを、ファーサイドにいた伊東純也が詰めて決勝点を奪った。

 9節トロワ戦で勝ち越しゴールを奪った直後の不用意なファウルで一発退場を宣告されてから、2試合の出場停止を経てピッチに戻ってきた伊東は、この試合でも持ち味のスピードと瞬発力を活かした爆発的なプレーを幾度も披露。また相棒のバログンに見事なスルーパスを通して決定機を演出するなど、見せ場を創出して存在感を示した。
 
 試合後、自身のSNSでチームメイトとの歓喜の写真を公開して勝点3奪取を喜んだ背番号39は「久々の試合で個人のパフォーマンスは良くなかったけれど、勝ちに繋がるゴールを決めて勝てたことが嬉しいです」と投稿。これに対し、クラブは「“サーフェス・フォックス”(ゴール前での狡猾な選手の意)は、無人のゴールに押し込んでランスにリードをもたらした」とSNSでレポートし、日本人選手を称賛している。

 また、クラブの公式サイトは「ホームの観衆の前で、ランスは素晴らしいチャンスを早々に創り出したが、最初はスピードに物を言わせたイトウの働きによるものだった」「ランスの組織プレーにおいてジュンヤは決定的存在」「イトウは無人のゴールに押し込み、サポーターを喜びの中に解き放った」と、彼にたびたび言及し、その貢献ぶりを強調した。

 さらにランスの暫定監督ヴィル・スティルも「イトウは決して簡単な試合を過ごしてはいなかったが、最も重要な瞬間、チームが最もそれを求めている時に、ゴールにボールを押し込んでみせた。彼は素晴らしい選手としての価値を示した」と、殊勲者に対して賛辞を贈っている(日刊紙『L’EQUIPE』より)。
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