史上初のワールドカップ（W杯）８強入りを目指す森保ジャパン。しかし、今年４月に行なわれた組み合わせ抽選会でスペインとドイツという列強国と同居するグループEに入った彼らに海外メディアはシビアな声を上げている。

　カタールでサムライたちが立ち向かう壁はあまりに高い。W杯常連国でもあるコスタリカもさることながら、やはりそれぞれ“世界制覇”を経験しているドイツとスペインの存在は脅威だ。両国の実力を考えれば、グループ敗退の可能性は小さくない。

　ゆえに２か国の強さを熟知する欧州メディアでは、森保一監督率いるサムライブルーの「敗北」が予想されている。フランスの国際ニュース局『France 24』は「日本とコスタリカは大番狂わせを狙っているが、スペインとドイツが危なげなく決勝トーナメントに進むだろう」と説いている。
  「日本とコスタリカは荒波にもまれることになった」

　そうとも記した『France 24』だが、グループ敗退とした両国のキーマンもピックアップ。欧州４大リーグでプレーする選手も多い日本では、リーグアンの古豪モナコに所属する南野拓実とアーセナルの冨安健洋をリストアップし、「ハジメ・モリヤスのチームは困難な状況に直面する。そのなかでミナミノとトミヤスは最も重要なタレントだ」と強調した。

　もっとも、サッカーに「絶対」はない。これまでもW杯ではいくつもの番狂わせが実現してきたのも事実だ。はたして、日本は高くない下馬評を覆せるのか。来る11月23日に迎えるドイツとの開幕節でのパフォーマンスを興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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