世界でも指折りの対人守備力を誇るドイツの名手が見せた振る舞いに非難の声が噴出した。現地時間11月23日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)のグループEのドイツ代表が日本代表と対峙した一戦での一幕だ。
33分にイルカイ・ギュンドアンのPKで先制しながらも後半に2失点を喫した“マンシャフト”(ドイツ代表の愛称)は、森保ジャパンに下馬評を覆される敗戦を喫した。
圧倒的なボール支配率を維持しながれも、日本の堅牢をPK以外にこじ開けられなかったドイツ。無論、見事に足元をすくわれた欧州の雄にはさまざまな批判が殺到。そのなかで小さくない物議を醸したのが、アントニオ・リュディガーが見せたワンプレーだった。
チームが1点をリードしていた64分だ。酒井宏樹からのパスに反応した浅野拓磨が敵陣に向かって仕掛けると、猛スピードで寄せたリュディガーは難なくカバー。190センチ・86キロの巨躯を利したブロックで危なげなくゴールキックを取ったのだが、この時に29歳の大型CBは両足を高く上げてステップを踏むような走りを見せたのである。
直後に守備位置へ戻るリュディガーがニヤッと笑ったために、一連の振る舞いは「挑発的だった」と見られた。国内外から「不必要だった」と言ったネガティブな声が上がった。ABEMAで解説を務めた元日本代表MFの本田圭佑は「ちょっと今のは性格悪い。バカにした走り方してた」と苦言を呈したほどだった。
しかし、リュディガーが、そうした振る舞いを見せるのには意図があった。今年9月に母国のテレビ局『SPORT1』のインタビューで、「僕は対戦相手とのマインドゲームやトラッシュトークは好きだ。そして相手と戦ううえで必要だと思う」と語った29歳は、こう続けている。
「もちろん、毎試合ごとにそういうことを考えているわけじゃないけど、僕は対戦相手を分析して考えるのが好きなんだ。『ちょっと挑発したら、どんな反応をするかな』ってね。自然とそういう考えが出てくるんだ。
僕の行動が面白いと思ってもらえるなら一緒に笑いたいね(笑)。ニューカッスル戦(チェルシー在籍時)でも、僕は変な走り方をした。正直に言うと、あの時はスタジアムがあまりにも静かだったので、わざとちょっとした悪ふざけをしたんだ。見ている人を興奮させたくてね」
同メディアのインタビュイーでは「間違いなく、僕はエンターテイナーだ。周りを楽しませるためにスタジアムに行く」とも語っているリュディガー。そんな彼からすれば、浅野に見せた行動はマインドゲームの一環だったのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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33分にイルカイ・ギュンドアンのPKで先制しながらも後半に2失点を喫した“マンシャフト”(ドイツ代表の愛称)は、森保ジャパンに下馬評を覆される敗戦を喫した。
圧倒的なボール支配率を維持しながれも、日本の堅牢をPK以外にこじ開けられなかったドイツ。無論、見事に足元をすくわれた欧州の雄にはさまざまな批判が殺到。そのなかで小さくない物議を醸したのが、アントニオ・リュディガーが見せたワンプレーだった。
チームが1点をリードしていた64分だ。酒井宏樹からのパスに反応した浅野拓磨が敵陣に向かって仕掛けると、猛スピードで寄せたリュディガーは難なくカバー。190センチ・86キロの巨躯を利したブロックで危なげなくゴールキックを取ったのだが、この時に29歳の大型CBは両足を高く上げてステップを踏むような走りを見せたのである。
直後に守備位置へ戻るリュディガーがニヤッと笑ったために、一連の振る舞いは「挑発的だった」と見られた。国内外から「不必要だった」と言ったネガティブな声が上がった。ABEMAで解説を務めた元日本代表MFの本田圭佑は「ちょっと今のは性格悪い。バカにした走り方してた」と苦言を呈したほどだった。
しかし、リュディガーが、そうした振る舞いを見せるのには意図があった。今年9月に母国のテレビ局『SPORT1』のインタビューで、「僕は対戦相手とのマインドゲームやトラッシュトークは好きだ。そして相手と戦ううえで必要だと思う」と語った29歳は、こう続けている。
「もちろん、毎試合ごとにそういうことを考えているわけじゃないけど、僕は対戦相手を分析して考えるのが好きなんだ。『ちょっと挑発したら、どんな反応をするかな』ってね。自然とそういう考えが出てくるんだ。
僕の行動が面白いと思ってもらえるなら一緒に笑いたいね(笑)。ニューカッスル戦(チェルシー在籍時)でも、僕は変な走り方をした。正直に言うと、あの時はスタジアムがあまりにも静かだったので、わざとちょっとした悪ふざけをしたんだ。見ている人を興奮させたくてね」
同メディアのインタビュイーでは「間違いなく、僕はエンターテイナーだ。周りを楽しませるためにスタジアムに行く」とも語っているリュディガー。そんな彼からすれば、浅野に見せた行動はマインドゲームの一環だったのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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